お手 ページ38
どれくらい走った・・何て考える暇も
考えるほどもないくらいに、
私はあっけなく捕まった。
「ーーーで?あんだけ人にまとわりついてきた
変態雌豚ストーカーが、何で今は逆に俺から
逃げやがるんでィ」
まあ正確には、足を滑らせて転んだところを
沖田に追いつかれてしまったわけだけれど。
「・・今日のところは、何も言わずに帰って
もらえないだろうか」
「テメェが罵りに反応しねーたァ重症だな」
何でだ?、とすかさず聞き返される。
いつも通りの無表情で、私のことを
見下ろしている。
「お、沖田が私のことを知りたがるなんて
意外じゃないか!そんなに気になるか!?」
「ごまかすな。質問に答えろィ」
「うっ・・」
沖田の目がぎらりとひかる。
これは、・・ーーー逃げられそうにない。
「・・・別に、大した理由じゃない。
単純に、私が職務放棄していたっていうだけ」
「俺の暗殺依頼の話かィ」
「まあ、そうだな。・・そのことで少し
面倒なことになった」
ふんわりと事情を漂わせれば、そいつは
大きくため息をついた。
「だから前忠告してやったじゃねーかィ。
・・互いの役目を全うすべきだってな」
「ハハ、そうだな。・・まさにその通りだ」
転んだままの体制の私に目線を合わせるように
しゃがみこんだそいつ。
何をするのかと思いきや。
「ーーーーーお手」
「へ?」
「聞こえねーのかィ雌犬。お手」
戸惑いつつも、その大きな手に、
自分の手を重ねた。
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神奈子 - わかりました!ありがとうございます!(*^^*) (2016年7月24日 0時) (レス) id: 1035a550d0 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 神奈子さん» ありがとうございます!その作品、私もお気に入りなのでいつかは番外編書きたいと思ってます!検討してみます!ありがとうございます! (2016年7月23日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 迦楼羅さん» 本当ですか!?嬉しいです…!!最後まで楽しんでいただける小説にします!頑張ります!最後までお付き合いいただけると嬉しいです! (2016年7月23日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 槊さん» コメントありがとうございます!ドMですよ!最後まで全開で頑張ります!爆笑していただけるような小説にします! (2016年7月23日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ミミさん» コメントありがとうございます!確かに少女漫画でてきそうですね! (2016年7月23日 10時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年7月11日 23時