【銀魂】＊ミニマム＊番外編

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「ぎ、銀さん！だだ大丈夫ですか！？」

「うー、ヒッ」




翌日、ーー私がきて3日目。

銀さんはこれでもかというほどに酔いつぶれ
しゃくりあげながら万事屋の扉をくぐったのだ
そのまま玄関に崩れ落ちたその人の側に
慌ててしゃがみこむ。





神楽ちゃんが定春君の散歩へと出かけ
早朝のため新八君はまだ来ていない。

・・・つまり、私ひとりでこの状況に
対処しなければならない






「チクショー！！化け猫の野郎ォ・・ヒック、
散々俺をモテねーモテねー罵りやがって！
テメェに言われたか、ヒッ、ねェってんだ！」

「ええ！？化け猫と戦ってきたんですか！」




完全なる酔っ払い。・・この前の真選組の宴会
以来だ、お目にかかったのは。

頻繁に飲んでる兄ちゃんは簡単には酔わないし
土方さんもアルコールにはお強いらしい


化け猫さんと戦ったらしい銀さんだけれど、
ベロンベロンだな。飲み比べ？・・ーーーと。





「お前も俺のことモテねーと思うか？」
「ッえ！？」



そんな言葉とともに私の肩に手をかけてきた
銀さんの、どこか真剣なとろけた視線と目が
合ってしまう。




「え、えっと・・その、ですね」




いつも死んでいるそれが、熱を持って開いて
いることに戸惑ってしまう。ドキマギと
言葉を探していると、銀さんは再び問いかける





「・・・なあ、俺ってモテねーかな？」

「す、すすすすごく素敵です銀さんは！！
私はモテると、・・思います、よ！はい！」



もはや懇願のようなその問いに、条件反射で
答えてしまう。拳を握って言い切れば、
目の前のその人はにょきりと起き上がった。






「ーーー・・へえ、じゃあAチャンは
ヒッ、俺とパーリーしてくれるってことね？」

「・・・はひ？」









．









ーーーそして、一体どういうことでしょう。

あっという間に押された私の体。
壁と銀さんに挟まれたこの私の状況は。







「ぎぎぎ銀さん酔いすぎです！酔いすぎ！」

「Aチャンよく見ると可愛いし」
「うぎゃああああ待ってください！」




必死で体を押し返してみるが、通用せず。
目を固くつむって叫んではみるものの、

お酒の匂いが鼻先に香り、銀さんの顔が近くに
きていることを知らせている。





「ぎ、銀さ・・落ち着い、」
「ーーーA！無事か！？・・・って」







何やってんだ？テメェら、と。
勢いよく開いた引き戸と、そこから覗いた
見知った顔二つ

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