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ー土方サイドー


「土方さん、いい加減にしてくだせーよ。
昨日からイライラして。
隊士どもがびびっちまってかなわねェ」

「・・・うっせェ。全員切腹しろ」

「こりゃ完全に頭がイカれちまってますねィ」




呆れ顔の総悟であるが、テメェ今そんなこと
言ってる暇じゃねーんだぞ。お前の妹の貞操
そろそろかっさらわれてんじゃねーのか?

と、心中でごちゃごちゃと言ってはみるが
口に出ることはなかった。


多少残っていた仕事への理性が、俺を抑制したのだろう。ーーこいつがこんなこと聞いたら、
攘夷じゃなく万事屋の野郎を粛清しにいくのは
目に見えてる






「・・・俺ァ最高に落ち着いてる。イライラ
なんざしてねーよ、まんじりたりとも」

「土方さんそれライターじゃなくて拳銃です」

「うおっ、」

「・・・」




ジト目を向ける総悟は、一つため息をつき、
「隠せてませんぜ」と。






「いや、断じて何もねェ」
「Aがどうかしやしたか」
「ッ、うるっせーな!お前に関係ねーだろ!」


「・・やっぱあいつに何かあったんですね」

「・・・・・あ、」





しくじった、と血の気が引くのを感じる。

こいつの口車にまんまと
乗っちまった。思わず目頭を抑える。





「あんたがこんな簡単に乗せられるってこたァ
相当滅入ってますねィ。・・つーことは、
それだけAが深刻な状態ってことか」

「いや、違うッ!・・あれだ!置いてきたから
泣いてねーかと心配で!」




まあ、こんな今更のとり繕いにこいつが
騙されるわけもなく。

じろり。ーー今度は凄みを込めた目で睨まれた






「吐きやがれ土方ついでに死ね」
「最後何つったコルァ!?」





とにもかくにも、俺の手によって天パに
制裁を加えたいという願望が、ーー叶いそうに
ねェという確信が脳内をよぎり、ため息。






「・・・わかった。白状すらァ。
ーーただし、この討ち入りを成功させたらな」


「・・・・・10分で終わらせてやりまさァ」





この一言により、攘夷グループに訪れる惨劇が
確定した。

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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 番外編
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わー - 凄く面白い作品で本編が終わるとかも短編集が終わる時も、もっと見たいという名残惜しい気持ちでいっぱいでした。土方さんだけに関わらず作品に出てくる全てのキャラと主人公の関係が大好きでした!このコメントを読まれるか分かりませんがお疲れ様でした!また読みます (2022年8月18日 23時) (レス) id: eba973b108 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 自分なりのミニマム最終回の続きやってみました (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - シュシュちゃんの作品はとても好きなのでこれからいっき見してみようと思います! (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 考えた内容としては沖田が2人の話聞いちゃって周りに沖田のせいでバレちゃって慌てていた所に久しぶりに近藤さん達に再会する。兄との会話は思いつきませんでした。私では力不足なので分からない事が多くて・・・大丈夫ですかね?出来たら返信お待ちしています。 (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 恥ずかしながら戻ってきてしまいました。とてもお久しぶりです。あれから自分なりに考えたのですが主ちゃんが19才でプロポーズを受けるのって早いですかね?後、ザキと終兄さんとの掛け合いもやってみました! 続く (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年3月31日 16時

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