【銀魂】＊ミニマム＊番外編

→ ページ28

ー銀時サイドー


「つーわけだから、今日から三日間
Aちゃんをしっかり頼むぞ！！」

「いや何勝手に一件落着した感じに
なっちゃってんのォォォ！？」




さっき、突然真選組のストーカーゴリラと
マヨラー侍の女が万事屋にやってきた。

そして今に至る。・・え、何に至ってる？






「よ、よろしくお願いします！銀さん！」

「いやお前も何だよそのキャリーバッグ
居座る気満々じゃねーか」







真っ赤なキャリーバッグを持って、Aが
頭を下げていた。








「ーーーえ、えっと、つまりそれって
仕事の依頼ってことですか？」





隣で新八がそう声をあげる。
ゴリラはおもむろに頷いた





「ああ。明日から屯所が手薄になるからな。
あそこに置いておくのは心苦しい」




くしゃりと頭を撫でられたAは、
照れ笑いを浮かべている。

つまりなんだ。真選組の仕事の都合で
こいつは明日から一人だと。
だからここに置いてくれと。






「あのなあ、テメェら過保護すぎんだよ。
この前の祭りの件といい、沖田くんのシスコン
といい。・・いいか？よく言うだろーが。
可愛い子には旅をさせろと、」

「金はあるぞ」
「うしッ。しっかり面倒見てやる」



「銀さん意地汚いです」






新八に何か言われた気がしたがしらね。
俺は何も聞いてない。

ただ金があるならそれでいい。







「ーーーー銀ちゃん、いいアルカ？
また祭りの時みたいに、マヨの嫉妬に
焼き殺されるアルヨ」

「どうってことねェさ。たった数日だし、
奴らは仕事で離れたとこに行ってんだ。
バレねーだろ」







それより、早く金をくれ。






「今日はパチンコだな」

「新八、この天パの【自主規制】
使い物にならなくしていいアルカ」

「うん。二度と使えなくしていいよ」


「え、ちょ、お前らどこ狙って・・・ぎゃあああああ！！！」

→→←お盆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す