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ー土方サイドー
「土方さん、お疲れ様でさァ」
厠に行こうと廊下にでたところで、
ちょうどそいつとでくわした。
「・・・総悟、ちょうどよかった
聞きてーことがあるんだが」
「イルカショーのことですかィ」
あ、やっぱ何か企んでんなコイツ。
一瞬深まった総悟の笑みに、ため息をついた。
「あれ、どういうつもりだ」
「どういうつもりも何も、デートプランを
立ててやっただけでィ」
「お前が?」
「ったく、ひでーや。もうちと部下のこと
信用してもいいでしょう」
「どの口が言ってんだ」
いつもの行いから、素直に信用できるかバカ。
「心配しなくても、俺ァAを悲しませる
ようなこたァしやせんて。
純粋に楽しんできたらどうです?」
「いやAについては心配してねーよ。
でも俺には何か仕掛けあるんだろ?あ?」
飄々としたそいつにだんだんいらだってくる。
楽しめるもんも楽しめねーだろこれじゃ。
「あーこれだから心が汚れた人間は。
・・・マジで "俺は"何もしてやせん」
「・・・・・・・本当だろうな」
「まあせいぜいイルカさんと戯れてきなせェ」
だらりと手を振って行ってしまった総悟を
見送り、紫煙にのせたため息を吐き出す。
(ーーーまあ、あいつが楽しめるならいいか)
仕事で最近構ってやれていなかったそいつの 顔を思い浮かべ、肩を落とした。
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わー - 凄く面白い作品で本編が終わるとかも短編集が終わる時も、もっと見たいという名残惜しい気持ちでいっぱいでした。土方さんだけに関わらず作品に出てくる全てのキャラと主人公の関係が大好きでした!このコメントを読まれるか分かりませんがお疲れ様でした!また読みます (2022年8月18日 23時) (レス) id: eba973b108 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 自分なりのミニマム最終回の続きやってみました (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - シュシュちゃんの作品はとても好きなのでこれからいっき見してみようと思います! (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 考えた内容としては沖田が2人の話聞いちゃって周りに沖田のせいでバレちゃって慌てていた所に久しぶりに近藤さん達に再会する。兄との会話は思いつきませんでした。私では力不足なので分からない事が多くて・・・大丈夫ですかね?出来たら返信お待ちしています。 (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 恥ずかしながら戻ってきてしまいました。とてもお久しぶりです。あれから自分なりに考えたのですが主ちゃんが19才でプロポーズを受けるのって早いですかね?後、ザキと終兄さんとの掛け合いもやってみました! 続く (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年3月31日 16時