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ページ14

「・・・・何してんだお前」

「気にしないでくださると嬉しいです」
「そりゃ無理だろ」



やっとこさ兄ちゃんから逃げた来た私は、

現在、仕事中の土方さんの広い背中に
ぴったりとひっついていた。






「ご、ごめんなさい。こんなカメムシみたいな
ことして!!でもこのままだと多分アレが
ああなっちゃってなっちゃいそうで!」

「カメムシ・・」





タバコを吸いつつ、筆を離さない土方さん。
まさに仕事人。

いつもいつもすごいと思う。








「何があったんだ」

「兄ちゃんにホラー特集を見せられました。
二、三度血が体から抜けました。
血の涙が出ました。記憶が飛びました」

「そりゃ大層な血の海ができただろうな」
「ええそれはもう!!」






大げさじゃないもの。本当だもの。
兄ちゃんはそれをみて愉快げに笑っていた。

どうして人を弄るときにイキイキ
しているんだろう。







「・・・・・・まあ、とりあえずわかった。
だがな、ホラー特集なんかでみるモンは
実際いねェんだ。わかるか?」

「わ、わかってるんですけど・・」

「テメェのクソ兄貴の方がよっぽどホラーだ。
腹ん中真っ黒に染めやがって」

「うっ、否定できない!!」







土方さんとの会話で、少しほぐれた恐怖心。

・・だがまあ、かといって怖くなくなった
わけではない。








「じゃ、邪魔しません。だからもう少しだけ
ここにいてもいいですか・・?」

「・・ハァ」

「あぁぁぁあ!土方さんのため息が!
私の人生をもって償います!!!」

「あーあーあれはため息じゃなくて
深呼吸だから落ち着けとりあえず」





うるさかったのか、耳を押さえてそんなことを
いう土方さん。

ひとまず黙る。・・・・・と。



















「ーーー土方さーん、あーそびーましょー」








・・・・・にいちゃん、降臨。

→→←ドキドキホラー



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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 番外編
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わー - 凄く面白い作品で本編が終わるとかも短編集が終わる時も、もっと見たいという名残惜しい気持ちでいっぱいでした。土方さんだけに関わらず作品に出てくる全てのキャラと主人公の関係が大好きでした!このコメントを読まれるか分かりませんがお疲れ様でした!また読みます (2022年8月18日 23時) (レス) id: eba973b108 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 自分なりのミニマム最終回の続きやってみました (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - シュシュちゃんの作品はとても好きなのでこれからいっき見してみようと思います! (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 考えた内容としては沖田が2人の話聞いちゃって周りに沖田のせいでバレちゃって慌てていた所に久しぶりに近藤さん達に再会する。兄との会話は思いつきませんでした。私では力不足なので分からない事が多くて・・・大丈夫ですかね?出来たら返信お待ちしています。 (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 恥ずかしながら戻ってきてしまいました。とてもお久しぶりです。あれから自分なりに考えたのですが主ちゃんが19才でプロポーズを受けるのって早いですかね?後、ザキと終兄さんとの掛け合いもやってみました! 続く (2018年8月11日 12時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年3月31日 16時

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