【銀魂】先天性ブラックシンドローム

正気 ページ18

「・・・・・・チッ」
「今舌打ちした？助けられといて舌打ちした？」





だって、悔しいんだもの。
ーーー不覚にもこいつが格好よく見えたことが







「別に。・・それにしてもいい反応だったわ。
褒めてつかわす」

「お前どこまで人の神経逆なでしたら
気が済むの」





・・・いや、断固勘違いだ。きっと昼の太陽の
光やら電灯の光やら何やらが反射して
後光が差したように感じたんだ。
神的な何かに疑似していたところに
ビックリしただけだ。そうに決まってる。

雑念を振り払うように首を軽く振って。









「だ、大丈夫ですかAさん！」

「生きてるアルカ犯人んんん！！」
「アレ神楽ちゃん？」



騒ぎを聞きつけ駆け寄ってくる、休憩中だった
二人のコメントに違和感。一人違和感。







「だってAなら人形焼で人殺せそうアル」

「それ特産品だよ。せめてさつまいもとか
硬いものなら」

「・・・貴方達、揃いも揃って私を何だと
思ってるの」




ちょっとイラっとするけれど、・・それを
吹き飛ばすくらいの楽しみを私は知っている







「んじゃ、依頼達成っつーことで帰・・」
「ーーー何を言ってるの？」

「・・・・は？」





本番はこれからじゃないか。
今までのものはこれを始めるための余興なのだ







「さあ気を取り直して、
ーーー・・お楽しみを始めましょ」






ペロリと舌なめずりした私に
3人は首を傾げる。それをみて、一つため息








「・・こいつ、私に"黙れ"なんて言った挙句
ナイフ振り上げてきたのよ？当初より罪は重いわ。なのにタダで警察に突き出すなんて、
貴方たち正気なの？」

「え、・・じゃ、じゃあどうするんですか」





よくぞ聞いてくれました新八君、と
一歩前にでて。









「縛り上げて天日干しにしてやるに
決まってるじゃない」

「いやお前が正気ィィィィ！？」





正気の正気。もっと言えば
これは最初に言ってた私の野望

助けてください→←珍しく

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す