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〜七緒side・ドリフェス前日・in保健室〜
帝「ねーねー。佐賀美ちゃン」
佐賀美「なんだよ」
帝「もう明日なんだヨ〜?」
明日俺…、いや、僕があの方の愛猫だとバラス。
佐賀美「…お前、いつの間にそんなに性格悪くなったんだよ」
帝「そんなのお互い様じゃン?それに、僕は元からこんな性格だヨ」
佐賀美「お前と一緒にするな」
何言ってるノ。
僕知ってるんだかラ。
帝「裕也、本当はドリフェスくらい出れるんでショ」
佐賀美「…なんの事だ」
帝「佐賀美ちゃんは優しいもんネ?優しいからご主人様がこれ以上壊れないようにしてるんダ」
佐賀美「…別に、俺は優しくないぞ」
帝「そう言えばそうだったネ。だって、佐賀美ちゃんはただ…、【百合(ユリ)】の親友だったご主人様をこれ以上傷つけたくないだけだもんネ?」
〜Aside・同時刻・in庭園〜
真希「どうぞA先輩。お菓子はシン先輩の手作りです」
A「ありがとう。今日も花が美しい…。明日は楽しめそうじゃ…」
いつも通り真希の淹れた紅茶を飲む。
真希の淹れる紅茶は心が落ち着く…。
A「……」
真希「A先輩?どうしました?」
この気配…、アイツか…。
A「どうやら客人が来たようじゃ。真希、少し下がっておれ」
真希「分かりました」
真希が庭園を出、おそらく図書室へ向かった。
真希は本を読むのも好きじゃからの。
A「そなたに庭園への立ち入りを許した覚えはないぞ?」
?「やはりバレていましたか。私の愛しき、女王陛下…」
A「話すのは久しいの。渉…」
渉「えぇ…。私達五奇人を貴女様がお捨てになってから話す機会などありませんでしたから…」
捨てた、か…。
A「捨ててなどいない。ただ、お前達を守る為にも妾は、頂点に居続けなければならなかった…」
渉「分かっていますとも、女王陛下。あの時、陛下がいなければ5人とも今程度では済みませんでした」
A「妾を憎んでおるか?守る為とはいえ、妾の愛するそなた等を壊してしまった…」
渉「まさか。皆、憎んでなどおりません。陛下は私達を愛して下さった。それだけで十分でした。そして、今でもそれが私達の支えなのです」
A「なら…、よいのじゃ…」
渉「…陛下。見ていて下さい。近いうちに必ず陛下の元に5人揃って参上いたします。そして、必ず貴女様の笑顔を取り戻してみせます」
?「その通りじゃ」
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美雨(プロフ) - 空白@吹部@Tp@不定期浮上さん» 杏華さん……。偶然ですね笑 (2019年9月12日 2時) (レス) id: c96fe36f3a (このIDを非表示/違反報告)
空白@吹部@Tp@不定期浮上(プロフ) - 母親が京華で娘が杏華、、、() (2019年9月10日 16時) (レス) id: a83a008361 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます!頑張ります(●´ω`●) (2017年10月22日 23時) (レス) id: 52b86810f6 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - おもしろいです!更新頑張ってください!(*^-^*) (2017年8月9日 22時) (レス) id: f8ef116a38 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - 美雨さん» そうなんですか!すみません気になってしまって > < これからも頑張ってください!! (2017年7月21日 5時) (レス) id: b7473b1f55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美雨 | 作成日時:2015年9月25日 23時