色んな作者の黒子のバスケ短編集！２

【高尾和成】連れ出して：美雨 ページ1

前回のえみなさんの作品が姫×召使パロだったので、ちょっとお金持ち設定引きずります←

今回のターゲットは…高尾です！
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ガチャ

メイド「お嬢様、高尾様がいらっしゃってます」

A「通して」

メイド「分かりました」

私は財閥の娘。

だからってお父様にすべてを決められる。

学校、習い事、性格、話し方、そして…………恋人。

お父様が決めた婚約者は同じ財閥の御曹司らしい。

でも、知らない人と付き合うなんて絶対に嫌！

だって、私には好きな人がいるから。

ガチャ

高尾「やっほー！遊びにきたぜ☆」

A「今日は早かったね、和」

高尾「まーね。ん？何かあった？」

A「…別に、何でもない」

和は幼馴染で、私の好きな人。

高尾「でも、暗いじゃん！」

A「……和、私はいつまでお父様の言いなりなんだろう…」

自分で言ったのに、泣きそうになった。

窓から見える庭園は、私の好きなアネモネの花がある。

アネモネの花言葉は儚い希望。

高尾「……Aはさ、自由になりたい？」

そんなの、決まってる。

A「うん」

高尾「なら、俺が連れ出してあげる♪」

そう言って和は私に近づいてきた。

そして、気付けば私の体は宙に浮いていた。

いや、正確には、和にお姫様抱っこされていた。

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