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第12話 ページ13

Aside

舳丸さんに部屋に連れ戻されて、説教を受けていると、部屋に誰かが入ってきた。

重「兄貴ー」

舳「何だ、重」

重「ゆ、夕御飯が出来たから、呼びに」

舳「ん、そうか。Aも食べるだろ?」

『あ、はいっ』

二人に連れられて、大部屋に向かった。

大部屋の戸を開けると乱太郎達がいたから、近くに寄っていった。

『三人共』

乱「Aっ、何処行ってたの?」

『え? 舳丸さんに説教を食らってた』

しん「御愁傷様〜」

きり「しんべエは?」

しん「僕? 寝てた」

きり「寝てたんだ……」

其れから、四人で喋っていると次々と料理が運ばれてきた。

乱太郎はダブル鬼蜘蛛丸さんの所に、きり丸はダブル義丸さんの所に駆けていく。

乱「鬼蜘蛛丸さんっ、手伝いますっ」

鬼「え、座ってて良いぞ? そんなに多くないし」

乱「でもっ」

鬼『乱太郎さん、大丈夫ですから』

乱「……はい」

ショボンと落ち込む乱太郎の頭を大人鬼蜘蛛丸さんは撫でる。

あ、メモしたい。

でも、舳丸さんにずーと、見られてるから、書くに書けないっっ。

後で厠でこっそり、書こう…。

そんなこんなで食事タイームー。

『あ、美味しい』

乱「うんっ。変わらないんだね」

きり「変わってたら、凄いって」

しん「其れもそうだよね」

『って、しんべエっ。もう、食べたのか!?』

しんべエの手元を見れば、空っぽのお椀やお皿の数々。

乱「そんなにお腹空いてたの?」

しん「うんっ!」

『しんべエの食欲には参るよ』

しん「?」



其れから、食べ終わって、皿洗いを申し出た。

暫く、一人になりたかったから。

カチャカチャと音を出しながら、お皿を洗っていく。

『舳丸さーん、何時まで其処にいるんですかー?』

舳「Σ!」

『用事なら、ちゃっちゃと済ませて、戻ってください』

舳「未だ、戻らない」

振り返って見ると舳丸さんは台所の入り口の柱に寄り掛かっていた。

『何なんですか』

舳「謝りたくてな」

『何を?』

舳「怒り過ぎたからな」

『別に気にしてませんが……』

舳「其れと勝手だが、お前の事を乱太郎達に聞いた」

『……!? な、何で、そんな事…』

声が裏返って、手が震える。

足元でパリンッとお皿の割れる音がする。

舳「…すまん。怪我してないか…?」

謝った後、オレの足元に舳丸さんはしゃがみ込んだ。

『オレの事、知ってどうするんですか……』

舳「自分の事を話そうとしないお前の事が気になってな」

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みこち(プロフ) - もし宜しかったら、お越し下さい。更新楽しみにしてます。 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 失礼ながら、兵庫水軍を書かれていますが、実は私も最近はまりまして、書いてます。忍たま×ナルト異聞録という話の四段目の続編の、木の葉の火の絆という奴と、異世界食堂のコラボの第三弾に彼等を書いてます。其方も、続編楽しみにしてます。まだ書いてますので、 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - 初めまして。みこちと申します。少し前に此方の作品を見つけました。凄く気に入りました!私も、忍たまの大ファンです。 (2019年10月13日 1時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睡蓮 x他1人 | 作成日時:2018年6月20日 20時

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