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くーん、と小さく鳴きながら私にすり寄るポチが寂しそうで、私はよしよしって撫でたけど、なんだか胸にぽっかりと穴が空いた気分。
今日は忙しいんだ、とだけ言っていた彼の予定はこのメモに残された急な仕事のことなのかな、って一瞬考えたけれどたぶんそうではなくて。
彼は誰もが知るスターで、その忙しさは半端じゃなくて
こんなに長い期間のお休み自体が奇跡なんだ。
貴重なそれをここで過ごしてくれた、それで充分なのに私は身勝手にも胸にぽっかり穴が空いた気分なんて……本当に欲張りだなって思う。
｢……キッチン、めちゃくちゃじゃん…｣
私が帰るまでにこの家に誰かがいたんだと知らせる暖かさの正体。
それは散らかったキッチンが教えてくれて、ダイニングテーブルには数々の料理だけが丁寧にラップしてあって。
そこにはまた小さなメモが残されていた。
�爐い弔發△蠅�とう。俺が作ったから食べて��
嬉しいはずのサプライズはしん、とした部屋にメモを小さな声で読んだ私のそれがぽつりと響くだけ。
こんな沢山の量は私１人じゃ食べきれなくて、いかにも男子の好みをぎゅっと詰め込んだようなメニューは私には思いつかなくて。
｢すごい……これ全部、テヒョンが作ったのかな、｣
返事のないがらんとした部屋。
散らかったキッチンはすごい量の洗い物で埋め尽くされていて
余程の急用だったのだろう。
頭では色んなことを考えていて、とりあえず手洗いうがいをして１人席につく。
｢……いただきます、｣
いつも、こうやって私はご飯を食べるのが日常で
この風景を俯瞰で見たとしても何ら違和感のないように思えるけど、ここ数日は私の向かいに彼がいて二人はどこか賑やかにも騒がしく食卓を囲んでた。
｢……ふふ。意外においしい、｣
盛付けには自信があるよ、と私の作った料理をカスタムして遊ぶ
テヒョンが面白くて可愛くて、お皿を選んでくれたりしたのは一昨日だっけ。
あんなにぎこちなかった包丁さばきでこんなに料理して……ケガしてないかな、って心配は余計なお世話かもしれない。
一通り取り分けてつまんでみたものの、私は箸を置いてしまった。
｢……う、……ぐすっ…｣
たった数日、されど数日。
最初からこうなることぐらい、簡単に予想できたはずだったのに。
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tete?(プロフ) - 素敵すぎます！！キュンキュンしたし号泣しました！ぜひ続編が読みたいです！ (2021年10月22日 20時) (
レス) @page50 id: 9f2748196d (このIDを非表示/違反報告)
かおりんこ(プロフ) - 初めまして！可愛いキュンキュンするお話をありがとうございました！ソウル編ぜひお願いしたいです🙏💜 (2021年10月21日 20時) (レス) @page50 id: 938f0fcb54 (このIDを非表示/違反報告)
かづき(プロフ) - はじめまして。二人のかわいらしさにかは寄せられて、毎回更新が待ち遠しかったお話です。幸せな結末でうれしかったんですが、もう終わっちゃうのかと寂しくなりました。ぜひ、続編をお願いします。楽しみにしています。 (2021年10月20日 16時) (レス) @page50 id: 3327e12a6b (このIDを非表示/違反報告)
hal(プロフ) - はじめまして。楽しく読みました♪ ソウル編も読ませていただけましたら嬉しいです。 (2021年10月20日 16時) (レス) @page50 id: 17280345a0 (このIDを非表示/違反報告)
まりか(プロフ) - キュンキュンするお話ありがとうございます（ ; ; ）ソウル変更楽しみにしてます💜 (2021年10月20日 3時) (レス) @page50 id: fc911e40d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイミイ
| 作成日時：2021年9月9日 23時
