俺とヒミツの恋、しよ？ deep night ver. 3.5

just　one　day　89　JN ページ42

カラダが熱くて気持ちは妙に焦ってて肌に触れるシーツが酷く煩しかった。





剥ぎ取ってしまえばなんかもう俺の下で揺れるAを壊したいとすら思えて……本当に俺は嘘つきで。





正直で素直な反応、言葉に思った以上に俺は弱くてちゃんと反省したいのに。
そんな葛藤すら、キミを視界に入れれは崩れていって全部全部奪いたくなった。






激しくなる行為と揺れるカラダ、汗ばむ肌、甘い香り。
好きすぎて我慢できなくて自分本位に本能的に求めてしまった。









　









　

　


　
｢ふふっ……これが腕枕なんだね……あったかい。｣




｢……うん。あったかいね。｣









　

　
結局俺は見た目だけが大人で心は思いの外子どもっぽくて。
俺の腕の中で無邪気に微笑み首筋に顔を埋めるキミはまじで……無神経な小悪魔で。





……あー、まじで格好悪い。
全然大人でいられなくて余裕すらなくて終始優しく出来なかった。





こんなに自分でも自分がコントロールできないのは初めてで。
それに戸惑っても目の前のお姫様は可愛すぎる微笑みと言葉で俺をまるごと持ってくし…………なんだかなぁ。









　
　


もしも１日だけ俺に時間があったなら。






甘いキミの香りに酔いしれて深い眠りにつきたい、タイトなスケジュールの間に時間ができたら
暖かくて深い瞳の中に体を沈めたい。
……いつからかそんな願いばかりが俺を覆っていて。








年甲斐もなく今この瞬間それが叶いそうでなんかもう……幸せだなって思う。









　




　
｢…カラダ、ツラくない？大丈夫？｣




｢っもう……さっきからおっぱそればっかり！
大丈夫。なんかすっごく今しあわせなんだもん。
こうやって一緒にいれるの……夢みたい。｣









　


　

　
くすくす笑いながらもはにかんでは照れてぎゅうっと抱きついて。
また無神経に俺を刺激するお姫様は相変わらずで本当に俺は振り回されっぱなし。






腕の中にすっぽり収まる小さなカラダが柔らかくて暖かくて、でもちゃんと女性らしくて。






可愛い、可愛いと顔中に口づけてみればだんだんと瞼が重くなってくる。









　
｢……たった１日だけでもできることって沢山あるんだね。
教えてくれてありがとう。｣




｢……うん。これからは１日だけじゃなくてもっと沢山できることをしよう。まだまたこれからだよ。｣









　
こつん、と寄せた互いのおでこに二人また微笑んだ。









　

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