just one day 1 JN ページ1
YG「…………は?」
「……いや、だから俺……Aと付き合ってる。」
俺より年下で俺より華奢で。
俺を黙って見つめる親友のたっぷりの間を開けた
「…………は?」という一言に背筋がぴんと伸びるしこんなに圧を感じるそれは初めてだ。
彼女ができたとユンギに報告してるだけなのに何故こうも俺は緊張してるんだ。
……まぁ、俺の彼女が親友の妹だから仕方ない。
俺はただのサラリーマンで。
つい先日、転勤先のアメリカから帰ってきた。
久しぶりの韓国、地元、久しぶりの親友に……親友の妹のA。
懐かさと久しぶりの再会であぁ、帰ってきたんだなって浸りたいのにその再会は俺をだいぶ揺さぶって。
ユンギは俺の高校時代の1つ下の後輩。
妙に波長が合うし一緒にいて楽だからすぐに今の関係になったけど、親友には妹がいた。
初めて出会ったのはもう……だいぶ前。
ユンギの家に遊びに行った時、親友の背中の陰から顔だけ覗かせ俺をじっと見つめる小さな……小さなお姫様。
年の離れた妹がいる、とは聞いてたけど基本ユンギはあまり自分の事を語らない。
でもまさか、こんなに可愛い妹がいたなんて。
親友の背中に張り付いたまま俺を見つめて。
こんにちは、と挨拶してみればパッと隠れて。
可愛いなー…なんてポケットからチョコレートを出した俺がおいで、一緒に食べよう?と微笑んでみればまたひょこ、と顔を出して。
小さく頷いてとたとたと俺の前に来たお姫様に頬が緩みっぱなしだったのを今でも覚えてる。
小学低学年の可愛い女の子。
真っ白な肌は家系なのかユンギと本当にそっくり。
小柄で華奢でついでに口角もユンギに似てくるん、と上がってて。だけど瞳はパッチリしてて睫毛もくるん。
……将来が楽しみな子だなって思いながら頭を撫でた。
恥ずかしそうに俺を見つめて真っ白な肌に良く映える桃色の頬っぺた。きゅん、と胸が鳴ったのは男兄弟で育った俺がこんなに小さな女の子と話す機会がなかったからなんだと思ってた。
最初は人見知りっぽくユンギの背中から俺を見つめていたけれど何度か家に行くうちに飛び込んでくるように抱きついたり俺に一生懸命楽しかったことを教えてくれたり。
同じ目線にしゃがんで頭を撫でれば笑顔で大好きって返してきたAは……俺にとっても妹みたいな存在だった。
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(名前)ななナル(プロフ) - もう好きすぎて何度も読み返してます。 (2021年3月15日 21時) (レス) id: 97d380efff (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - りんねさん» 嬉しいお言葉本当にありがとうございます!元気の源です本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります!また遊びに来て下さいね! (2019年8月16日 3時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - ぽちさん» ぽちさんありがとうございます!本当に嬉しいです(*^^*)ドキドキ、キュンキュンは作者大好物ですそう言って頂き本当に感謝です!やる気出ますよ(*^^*)更新も頑張りますね☆ (2019年8月16日 3時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
りんね(プロフ) - 本当に面白いです!キュンキュンです!いつも楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2019年8月15日 9時) (レス) id: be7f3328f0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち(プロフ) - こんばんは☆むしろ…少しずつ少しずつ更新されていくコトが、よりドキドキに繋がって、丁寧な話の展開に毎回キュンキュンさせていただいております///これからも作者サマの負担のないペースで更新していただけると嬉しいです☆ (2019年8月15日 2時) (レス) id: 8ba320eacd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーふん | 作成日時:2019年6月29日 15時