love is not over 3 ページ3
賑やかなこの席に私の小さな呟きは書き消されて。
ただただ目を見開いてしまい私の目の前に座った彼は皆に促され自己紹介をして、それを聞けばやっぱり間違いなんかじゃないんだと確信した。
……やっぱりグク、なんだよね。
３年ぶりの再会に胸がぎゅっと苦しくなる。
あの頃はまだ二人とも幼くて、グクは中学生だった。
私は高校生で、私たちは血の繋がった姉弟で…………恋人、だった。
こんなの絶対にだめだって分かってて。
それでもあの頃の私たちはそんなの気にならないぐらい互いに好きで、愛してて、夢中で。
会いたかった。
ずっと会いたかった。
グク、すっごく背が伸びたんだね……
それに声だってもうちゃんと大人っぽく低くなって。
それに、とっても格好よくなった。
……あの頃の面影はまだあるけど３年の月日はあなたをこんなに変えたんだね。
懐かしさと胸の苦しさがこみ上げて、周りの声も聞こえないぐらい瞳を奪われて。
さすがに見すぎたのか初めてグクと私のそれが交わった。
ばちんと目が合って、その瞬間に時が止まったような気がして。
グクは私を見て大きな瞳をほんの少し見開かせたものの、すぐにふいっとそれを逸らした。
だだ目が合っただけ、それをすぐに逸らされだだけ。
でもたったそれだけでグクが私をどう思ってるのかが何となく分かってしまったのはやっぱり私はあなたの姉だから、なのかな……
｢……ジョングク君はどんな女の子がタイプなの？
ふふっ……嫌いなタイプも教えて？｣
グクがこの場に来た瞬間に同席していた女の子達の目の色が変わり、群がる様子に対して私は感傷に浸りすぎて何も言えず、何も出来ないままで。
JK｢……俺は……俺だけを愛してくれる子がいい、かな。
逃げる子、嘘つくような子は嫌……っていうか俺ばっかりに質問しないで下さいよ。今度はヌナ達の番だよ……教えて？｣
私の記憶とは違う、男性らしいその声。
質問してるのは綺麗な女の子達なのに、真っ直ぐ私を見つめて紡いだ言葉。
ぐさり、と胸に鋭利な何かで刺されたような感覚がするのと同時にあぁ、私を憎んでるんだって悟って。
だってグクはそんな冷たい瞳で私を１度だって見つめたことなんてなかった。
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ymmfsm395(プロフ) - 初めまして。ジミンペンですが、貴方様が書くジミンさん素敵でドキドキしました。ミイミイさんが書くジミンさんのおはなしが読みたいです。 (2020年11月29日 20時) (
レス) id: 73b59513c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - (名前)れなさん» わぁー！ドキドキして頂けるなんて感無量です！(*^^*)ぴょんて表現……きつくないですかキモチ悪くないですか……本当に不安です( ；∀；)でもそう言ってくれる方がいらっしゃるだけでも救われます本当にこちらの方が感謝です！またいつでも遊びに来てくださいね(*^^*) (2019年10月16日 8時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)れな(プロフ) - ミイミイさん！ほんとにありがとうございます、、いつもドッキンドッキンして読んでます、、特にピョンテのところは心臓が破裂しそうです。私が叶えたくても叶えられない夢を見させていただきほんとに感謝しかないです、、これからもミイミイさんの作品を読み続けます！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 88f8847ca6 (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイ(プロフ) - わいわいぱっくさん» わー！嬉しいすぎます本当に嬉しいです！！そのお言葉を大切に大事にして納得のいく作品を描いていきたいです(*^^*)ありがとうございます！また遊びに来てください(*^^*) (2019年8月22日 16時) (レス) id: 07d9352f4c (このIDを非表示/違反報告)
わいわいぱっく - 初見です、、ミイミイさんの作品は ひとつひとつがクオリティー高くて すごいです。頑張ってください (2019年8月21日 11時) (レス) id: 443d6f8bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーふん
| 作成日時：2019年3月25日 3時
