小人の彼女 2

乗りかかった船　DK ページ7

『あ…すみません、疲れてますよね、

気にしないで下さい』

DK｢え、いやあの俺は全然大丈夫ですけど…｣


うん、大丈夫ではないな。


『あの、もう、自分が何考えてるのか、

良く分かんなくて、誰かにきいて貰えれば

変わるかなって…』

DK｢ああ…｣


自分が蒔いた種だ。

覚悟を決めろ、イ・ソクミン。


DK｢分かりました。じゃあ行きましょうか｣

『ありがとうございます…すみません』

DK｢困った時はお互い様ですよ。善は急げと

言いますし、早く行きましょう｣


コンビニから帰ってきたヒョン達と鉢合わせ

したら笑えないからね！！！！！




そして今、俺はAさんの家にいるわけで

ある。はあ、何度考えてもヒョンにしばかれる

未来しか浮かんでこない。


初めて足を踏み入れたAさんの家は

程よい生活感があり、こんな状況じゃなければ

とてもリラックス出来る空間だろう。

まあ、今はそんな気には全くなれないが。



Aさん警戒心なさすぎだよ、

俺一応男なんですが…


家に帰るとすぐにソファの上で小さくなって

しまったAさんに心の中で呼びかけた。

いつも背筋を伸ばし仕事をこなしている彼女が

今日は年下に見える。酷くメンタルが

やられているようだ。っていうか、流石に

いつもの彼女ならメンバーをひとり家に

上げたりはしないだろう。その辺は

しっかりした人だろうし。


それだけ落ち込んでるってことか…



DK｢Aさん、一体何があったんですか？｣

喧嘩→←どういう状況？　DK

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