小人の彼女 2

疑問　DK ページ24

SG｢結局、Aヌナとヒョンって

付き合ってるんですかね？｣


ジフニヒョンが練習室に来るまで雑談を

していると、スングァンがぽつりとここ最近の

メンバーの総意であろう質問をこぼした。


JH｢え？ジスとあいつが？？｣

DK｢なんでヒョンがジスヒョンなんですか

おかしいでしょ｣

JS｢ん〜あんまりタイプではないかなあ〜

可愛らしくて良い子だとは思うけどね｣

SG｢ヒョンそんなこと誰も訊いてないですから｣


駄目だ、このヒョン逹話にならない。


DK｢スングァナどう思うの？｣

SG｢いや、僕ヌナに訊いたんですよ、ヒョンと

付き合ってるんですか？って。そうしたら

否定されたんですよ｣

JH｢へえ｣


あ、ヒョン二人口角上げた。これはやばいぞ。


SG｢でも最近の二人って雰囲気が完全に

恋人じゃないですか！もう僕分かんなくて…｣


確かに。俺は思わず苦笑いしてしまった。




最近の二人は、というかヒョンは、

とにかく甘い。

いや、世間一般からしてみれば

そうでもないのかもしれないが、

ジフニヒョンを知っている身から見れば激甘だ


"あの"ジフニヒョンが毎朝早起きして

Aさんと朝ご飯を作るようになったし、

"あの"ジフニヒョンがメッセージの返信が

異様に早くなった。

"あの"ジフニヒョンが宿舎でも笑顔だし、

"あの"ジフニヒョンが頻繁にAさんの

ことで拗ねるようになったのだ。


Aさんに笑いかけるヒョンは幸せが

滲み出ているように見えるのである。

最初は微笑ましかったが段々気味の悪ささえ

感じ始めた。


対照的なのはAさんで、彼女はあまり

態度を変えていない。たまに照れ笑い

しているの見かけるぐらい。


DK｢否定したのは照れ隠しじゃないの？｣

SG｢そうなんですかね〜？凄い意外そうな顔

してたんで本当なのかなと思って。

ヒョンのあの感じを普通に受け入れてますし｣

JH｢ジフンに訊くのが一番早いだろ｣

DK｢そりゃそうですけど｣




あ、嫌な予感。




JH｢ソクミン今日の帰りにジフンに

訊いてみてよ｣



ほら、ね。

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