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心の内 ページ12

こんなこと自分だってふざけてるってわかってる。



でも人間、自分がやっぱりいちばん可愛い。

性格の良くない私はなおさら拗ねる。





『女子力高めるより先に、もう少しまともな人間にならなきゃだな。』





水飲み場でドリンクを作りながら独り言を呟く。

賑やかな体育館とは少し離れた場所だから物凄く静かで、呟いた言葉によって自分の愚かさが余計胸に響いた。





「…あれ、どうした?」





水の音で聞こえなかった足音。


振り向くと、バレー部員である松川一静先輩が私の顔を見て驚いていた。





「泣いてんの?」



『まさか!目にゴミが入ってた、ので…

って、松川先輩には通じません…よね。』





この人に威圧的な目で見つめられると、嘘はつけない。





「何があったんだよ。」





そう聞かれても、何も答えられない。


全部私が悪いから。勝手に妬いたりして。





『だ、大丈夫です!何でも無いんです。』





どうしても負の思いだけは誰にも知られたくなくて。


でもそんな言葉は松川先輩に否定される。





「なのに、そんな泣いてんの?」





優しい声色。


最近は英にそんな感じで話しかけられないなぁ。



そんなことを考えると、またじわりと涙が。





なんだかんだで乗り越えてきた、と言っても心はもうボロボロ。

それが全て自分がマイナスな感情を抱くからであって、誰のせいでも無いからこうやって続いてきてるけれど。





『私ばかりが好きで好きで、仕方ないから…

どう気持ちを制御していいか分からなくてから回っちゃうんです。』





その日から、同じ部活のマネであるシイナと、クラスでとても仲の良いマコちゃんに加えて、


松川先輩も私の話を聞いてくれるようになった。

真意→←どうしようもなくて



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yuiki(プロフ) - 雪見ユキバさん» うわああありがとうございます!頑張ります!!! (2019年11月27日 17時) (レス) id: ecc4c0e98e (このIDを非表示/違反報告)
雪見ユキバ(プロフ) - もう好き…大好き…更新頑張ってください…いつまでも待ってますんで… (2019年11月27日 16時) (レス) id: 29b8aaca97 (このIDを非表示/違反報告)
yuiki(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます…!更新ペースあげられるように頑張りますっ (2019年11月25日 17時) (レス) id: ecc4c0e98e (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 国見氏かわえぇです…次も楽しみにしてまっす (2019年11月25日 16時) (レス) id: 755c13a381 (このIDを非表示/違反報告)
yuiki(プロフ) - 妖精さん» そう言って貰えるとすごく嬉しいです!!先の展開はまだ分からないので、是非読み続けて下さい! (2019年11月12日 4時) (レス) id: ecc4c0e98e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuiki | 作成日時:2019年10月27日 7時

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