無口少女、だけど本当は…？３【忍たま】

無口少女 するわけない ページ37

みんなの顔見てよ





こいつ何言ってんのみたいな顔してるから





『…馬鹿なの？』





いきなりの罵倒に驚く八左ヱ門





『私の想い人が下級生や先生方ではなのはわかって

る？』





当たり前だというように





八左ヱ門「おう、俺たちか６年生の誰かだろ？」





首を傾げてもあの３人みたいに可愛くはないよ





『それをわかって言ってるんだったら本当に馬鹿だ

けど』





八左ヱ門の周りにハテナが散らばる





『…５、６年生の誰かなんだから八左ヱ門もその中

の１人に含まれているんだよ、そんな人に相談する

わけないでしょ……まぁ、八左ヱ門には相談する

気さらさらないけど』





ハッと気付き顔を赤くしながら





八左ヱ門「そ、それはわかったけど酷くないか…」





勘右衛門「俺も八左ヱ門には相談しないな」

兵助「勘ちゃんに同じく」

雷蔵「うーん、僕も…」

三郎「絶対口滑らすだろ」





ほらね





八左ヱ門「みんな酷くないか！？雷蔵は少しくらい

迷えよ！余計傷つくわ！！」





八左ヱ門以外があははと笑う、もちろん私も









うん…これを壊してしまうのはやっぱり嫌だな

伝えた後もこうしてみんなで笑えるのだろうか

…怖い





急に





『……いたｯ』





頭を叩かれた、どうやら八左ヱ門が叩いたよう





八左ヱ門「そういう顔禁止な」





みんなも私を見ていた…いつからこんなにもわかり

易くなってしまったのだろうか





勘右衛門「さっさと告ればー？」





他人事だと思いやがって





『それが出来たら苦労しないわ馬鹿右衛門』





勘右衛門「ちょっと！馬鹿は八左ヱ門でしょ！」





八左ヱ門「文字的には勘右衛門にピッタリだけど

な！」





みんなには悪いけどそれは無理な話だよ





雷蔵「ふふっいいね、こういうの」





隣にいる三郎に話しかける雷蔵





三郎「…そうだな」





三郎は何を思っているのだろうか









雷蔵以外は知らない事だった

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