無口少女、だけど本当は…？３【忍たま】

無口少女 看病を ページ16

和やかな空気の中





伊作「はいはい！名残惜しいけどみんな帰ってよ

５年生も疲れてるだろうし、Aちゃんなんかは今

すぐ倒れてもいいぐらいなんだからね！

…あ、Aちゃんは強制的にここで休養すること」





笑が怖いです





八左ヱ門「…じゃあ、名残惜しいけど」

兵助「俺達も戻るか」

勘右衛門「ちゃんと寝てろよなー」

雷蔵「しっかり身体を休めてね。では、失礼しま

す」





保健室の戸を開け、５年生が出ていく





仙蔵「我々も行くか」

文次郎「そうだな」

小平太「怪我が治ったら後輩に顔見せてやってく

れ！」

長次「…お大事に」

留三郎「じゃあな、伊作も頑張りすぎんなよ」





留三郎さんがニカッと笑い、戸を閉めて行った









『伊作さん、お願いがあります』





やっと言える…言おうとしたら八左ヱ門が抱きつい

てきたから中々話を出せずにいた





伊作「………はぁ、無理したら怒るから」





目を見てわかったらしく渋々といった感じに





『すみません…ありがとうございます。』





こうして









三郎が起きるまで看病する事を許してくれた。

私はいま寝てしまうとたぶん何日間は起きないと

思う。身体が寝かせろと悲鳴を上げているし…

……けど、もし三郎がまた毒に苦しめられてしまっ

たら、と思うと…寝ずに寝られない





苦しめられている時、私が寝ていたら毒の治療が出

来なくて手遅れになってしまったら最悪だ

だから三郎が起きるまでは休んで居られない





それに









.









目が覚めた時はそばにいたい

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