【黒バス】 君はもう僕のモノだ 【赤司征十郎】 2nd

４８　試合に ページ1

＝＝赤司side＝＝







赤司「どういうことだ？なぜ、Aと青峰が？」


「青峰が1on1をしようと言い出したんです。そしたら…」





バカな。



でも、青峰についていける人間は数少ない。

対等にやりあっている相手なんて、黄瀬以外に見たことがない。



…これは―――。






青峰「A、まだイケるだろ？」



A「望むところ！」






再び走り出そうとした２人に、声を張り上げた。






赤司「そこまでだ！A、青峰！」






声を聴いて、ピタリと動きが止まった。







青峰「赤司？なんだよ、来てたのか？」



A「征くん？遅かったね！」





…あれだけ走り回っていたのに、まだ余裕がありそうだった。



これは…もしかすると……。





赤司「A」



A「うん？」









赤司「試合に出てみないか？」









＝＝Aside＝＝






大輝とバスケをしていて、征くんが来て、やめた。



でも、あまりにも唐突な事を言った。





A「え…私が試合に？！」



赤司「ああ、そうだ」



A「ええと…それは女子で、だよね？」





すると、征くんは満面の笑みで答えた。





赤司「もちろん、男子としてだ。異存は？」



A「あるっ！大アリだよ！何で私が男子の試合に？！」






間髪入れずに言い返す。



隣にいる大輝は、開いた口が塞がっていなかった。





赤司「その実力があれば問題ない。

さっそく、来週の練習試合に出場してもらう」



A「う、ウソ…だよね…？」



赤司「ﾆｺｯ)本当だ」






周りの部員たちが、ざわつき始めた。



(そうだ！みんなに説得してもらえば…！)





A「ねぇ！みんなもダメだと思うよね？！」





全員に呼びかけた。


すると……




「でもなぁ、スゲーうまかっただろ、水無月」


「ああ、青峰とやり合うヤツなんて、黄瀬以外にいねーもんな」


「スタミナも充分だろ？」


「黄瀬の代わりに出たら、おもしろそうじゃないか？」





……誰も否定してくれなかった(+o+)





赤司「決まりだな。ユニフォームは黄瀬のモノを使えばいい。

期待してるからな＾＾」





……優しすぎる笑顔に、何も返せなかった。





私が試合に出るの？！

４９　練習試合→

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