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廉「……友達に聞いたんだけどさ
帰り、太輔と帰ってるんだろ?」
あ「あー…うん。でも、私が頼んだからだよ?
部活帰り、道が暗くて怖くてね、
で、藤ヶ谷くんも同じ地区って知って
バスケ部だから頼もうかな、って!
廉と仲いいから安心だから。
ごめんね、嫌だったよね…。」
廉「……一言言って欲しかった。
俺、怖いんだ。
俺の大切なもの全部太輔に持ってかれそうで…」
あ「……キャプテンでしょ?
大丈夫よ、廉はちゃんと周りを見てるよ。
伝え方が不器用なだけよ。
私は知ってるから、ね。大丈夫。」
廉「……A。」
あ「……ふふ。
珍しいじゃん、道でこんなことするなんて」
愛しくて仕方が無かったから抱きしめた。
やっぱり安心するんだ、Aを抱きしめると。
あ「ね、廉。
今度水族館行かない?☆」
廉「水族館?」
あ「うん、水族館!
一時間くらいかかっちゃうけど、
あるじゃん?水族館。
そこでペンギンの赤ちゃん生まれたみたいで〜
行きたいの〜♪♪
廉と行きたい。」
廉「うん、行こっか^^*」
あ「あのねー、男バスと女バスがoffかぶるの!
来週〜!どう?♪♪」
廉「よく知ってんな、男バスの予定(笑)」
あ「廉と行きたくて(笑)」
廉「いいよ、その日空いてる。」
あ「やったぁ♪♪」
.
.
それから数日後の帰り道、
太「北井さん。」
あ「あ、藤ヶ谷くん!」
太「この前…さ。
俺のせいで廉になんか言われた…?
ごめんな。」
あ「ううん!藤ヶ谷くん何も悪くないよ!
でも、ごめんね。
これからは一人で帰るよ!
ありがとね、じゃあね!」
太「あ…うん」
俺の恋って…こんなにもすぐ終わんの?
俺の運命の人、俺の好きな人は俺じゃない人ので…
俺のことなんて男として見てくれてなんてない。
あの二人が出会う前に俺達が出会ってれば
なにか違っただろうか。
でも、彼女は俺を知らなかった。
だから、結末は同じじゃないのか?
もう…わからない。
.
.
その二日後、あの二人が水族館デートしたことを
小耳に挟んだ。
部活の帰りも、廉は五つ次の俺達の駅まで来て
家に送るようになった。
見せつけられてるみたいで、気分が悪い。
でも、もういいんだ。
俺はいつもと反対の道から帰ることにした。
本当はそっちの方が家に近いから。
いつもはかなり遠回りだった。
Aちゃんを危険な目には遭わせれないから
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IRIS(プロフ) - じゅりみつさん» おはようございます☆コメントありがとうございます!!!そう言っていただけてとても嬉しいです^^*これからも作者作品共々よろしくお願い致します! (2017年3月23日 5時) (レス) id: 7438c89ad9 (このIDを非表示/違反報告)
じゅりみつ(プロフ) - お疲れ様です!完結おめでとうございます!アフターストーリーまで楽しく読ませて頂きました(^^) (2017年3月23日 1時) (レス) id: cbc3fa0b60 (このIDを非表示/違反報告)
IRIS(プロフ) - み れ いさん» ふふ♪♪もどかしいですよね笑 書いててももどかしかったです笑 やっぱり主人公ちゃんと太輔くんの引っ付いた妄想ばかりが先走るので廉とはあまり絡みがなく書いてしまいました…笑 (2017年1月18日 20時) (レス) id: 7438c89ad9 (このIDを非表示/違反報告)
み れ い - IRISさん» 早く二人が引っ付かないかなってドキドキしてましたよ(笑) (2017年1月18日 20時) (携帯から) (レス) id: 6b6a0a8995 (このIDを非表示/違反報告)
IRIS(プロフ) - み れ いさん» こんばんは☆☆☆わあああ!嬉しいです!!ありがとうございます!!どうですか?読んだ感想は…笑 (2017年1月18日 20時) (レス) id: 7438c89ad9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:IRIS | 作成日時:2016年12月13日 22時