○691○ ページ7
.
骨がほとんどなかったんだ。
太「…っ Aっ……っ
なんで……っ?骨……っ」
参列してたAちゃんの主治医が口を開いた。
医「北井さんは……骨が脆くなってました…っ
転けて骨折したり…
あとは注射もこの要因の一つだと……っ」
太「…っ」
Aの体は本当にボロボロだったんだ。
最後の最後まで必死に生きてたんだよ…
癌はAの命もAの体も
Aのこれからの人生もなにもかも奪ったんだ
太「…あの……骨…もらえませんか…っ」
Aの両親に頼み込んで、瓶に入れてもらった。
.
.
全て終わって俺は家に帰った。
両親がしばらく俺を一人にはしておけないと、
実家に連れ戻した。
何も喉を通らない。
.
.
次の日、母親とAの家に行った
新居にAの物を移動させるために。
俺は何をする気にもなれなかったけど。
Aとの思い出が詰まった部屋に入るのは
とても怖かった。
Aの荷物がたくさん置いてある部屋に行った
あの日ここでAを抱きしめた
玄関を開けるとAの靴があって
高ぶったのを覚えてる。
退院して戻ってきたんだと。
その後作ってくれたのを食べて…。
俺はまた知らないうちに涙を流し、
部屋に座り込んでた
太母「…たい…?こっち来て」
太「」
太母「…はぁ。」
立ち上がる気力もない
母親がこっちに来た
太母「…はい、これ。」
太「…なに、これ」
また一冊のノートだった。
表向けると
[太輔くん&新へ レシピノート]
そう書いてあった。
太「…っ」
めくると、
カレーハンバーグの作り方
野菜スープの作り方
肉じゃがや麻婆豆腐、
たくさんたくさんAが作ってくれた料理が
書いてあった。
太母「…Aちゃん…心配だったんじゃない…?
自分がいなくなって、新くんは一人になるし、
たいも…一人じゃ生きていけない、って。
ほら、こことか…。
メッセージ付きよ…?」
この時は火を強くしないっ!
太輔くん、つまみ食いしないよーに!笑
新がこれを作る時は何歳になってるのかな?
ってたくさんたくさん書いてあった。
あともう一つ見つけたノートには、
新へのものだった。
こういうときはどうする、とか
こと細かく書かれたノートだった。
なんでAなんだよ…っ
俺のAを返して…っ
会いたい。
862人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
IRIS(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!励みになります♪♪ (2016年12月6日 17時) (レス) id: 7438c89ad9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - もちろんです(^O^)頑張ってください(^-^)応援してます♪ (2016年12月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 0b0535a041 (このIDを非表示/違反報告)
IRIS(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!!よろしければ、今のお話もよろしくお願いいたします!このお話の続きもありますし(*^^*) (2016年12月6日 17時) (レス) id: 7438c89ad9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - もちろんです(^O^)楽しみにしてます(^-^) (2016年12月6日 14時) (携帯から) (レス) id: 0b0535a041 (このIDを非表示/違反報告)
IRIS(プロフ) - あやさん» 頑張って妄想してみますね♪♪今三つ新たにお話を進めてる状態ですので終わり次第になりますが、大丈夫ですか?? (2016年12月6日 13時) (レス) id: 7438c89ad9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:IRIS | 作成日時:2016年7月30日 21時