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ダンボールと一冊のノートだった。
太「…おもっ……」
Aの生きてきた証……。
ま「Aの荷物、新しい家に持っていくの?」
太「うん、持ってくよ。
今ある家も残すから。…あの家は手放せない。」
ま「…そう。」
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俺はダンボールを開いた
そこにはたくさんのノートが入っていた。
大学のノート?
No.1 と書かれたノートを手に取って開いた
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懐かしいあのAの字が…
『今日、不思議なことがあった。
共通教育の時間、隣に来た男の子が
講義の途中で寝てしまって、私が出席をしました
その子が起きるまで私は二時間近く待ったなぁ〜
それから、一緒に門まで帰ったよ
同じ学年で経済学部に通ってる
ふじがや たいすけくんという名前らしい!
鼻が高い人だった!
もう少しお話したかったんだけどなぁ。』
それがAの日記の始まりだった。
『一緒に勉強をした!』
『今日藤ヶ谷くんいなかったな…』
『藤ヶ谷くん好きな子いるのかな…?』
『ジャニーズJrなんだって!!
知らなかったなぁ…
コンサート行ってみたいな☆
藤ヶ谷くんをすぐ見つけれると思う!!』
『どうしよう…
好きになってもう気持ちが抑えれない』
『藤ヶ谷.太輔くん……』
『告白されました。キャーキャーキャーキャー
死にそうだ』
俺とのことばっかり書かれたノート。
太「…っ」
俺の涙がポタポタ落ちて
Aの字が滲んでしまわないように…
タオルで必死に拭く
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『太輔くんと初めてキスをしました』
『太輔くんと初めてしちゃいました。
ドキドキして心臓が潰れました。大好きです。』
『BBQをみんなでして、
太輔くんがいなかった時はびっくりしたな…。
来れなくなっちゃったと思って
泣いてしまった。
私には太輔くんが必要です。』
『いつか結婚したいな…言わないけど。』
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『太輔くんとの子どもがお腹にいる。
どうしよう。太輔くんと離れたくない。
怖い。どうしよう…太輔くん助けて。』
『ひとりで育てることに決めました。』
『私は太輔くんの邪魔はできない。
大好きなことは離れても変わらないからね。』
俺と離れてから数日は何も書かれてなかった。
ただ息してるだけの生活だったみたいだから…
書けなかったんだろうな。
また書き始めてて、
『太輔くんいないのになぜ生きるの?』
そう書いてあった
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IRIS(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!励みになります♪♪ (2016年12月6日 17時) (レス) id: 7438c89ad9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - もちろんです(^O^)頑張ってください(^-^)応援してます♪ (2016年12月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 0b0535a041 (このIDを非表示/違反報告)
IRIS(プロフ) - あやさん» ありがとうございます!!よろしければ、今のお話もよろしくお願いいたします!このお話の続きもありますし(*^^*) (2016年12月6日 17時) (レス) id: 7438c89ad9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - もちろんです(^O^)楽しみにしてます(^-^) (2016年12月6日 14時) (携帯から) (レス) id: 0b0535a041 (このIDを非表示/違反報告)
IRIS(プロフ) - あやさん» 頑張って妄想してみますね♪♪今三つ新たにお話を進めてる状態ですので終わり次第になりますが、大丈夫ですか?? (2016年12月6日 13時) (レス) id: 7438c89ad9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:IRIS | 作成日時:2016年7月30日 21時