僕らの青春

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片寄涼太side





亜「あとは、涼太だよ

どうなの？」





「…俺は、正直

自分の今のレベルじゃ

後輩達に追い抜かされるし

既に追い越されてると思ってます

だから、このプロジェクトで

少しでも先輩らしくなれるように

成長したいなって思ってます」








亜「玲於は、大きなプロジェクトの

リーダーで色々とプレッシャーが

あると思うけど、そんなの関係ない。

常に、俺らがいるし

玲於が抱え込む事なんて

一つもないから追い込み過ぎず

焦らず頑張っていこう」








玲「はい」







亜「それと、龍友君。

ボーカル組を任せた！

龍友君の事は、本当に皆が

慕ってるから、その頼もしさを

全面に活かして活躍して欲しい！」







龍「おう！任せとき！」






俺は、慕われてないからね…






亜「あぁ、あと涼太

先輩らしくなるのは大事。

でも、既に先輩だから

もう少し自信を持った方が良いよ

後輩達の前に立つ時に

恥ずかしいから。自信持って」






自信！？




どうやって？




自分よりレベルの高い子の前で



堂々と下手な歌を披露しろって？



仕切れって言ってるの？






「そんなの無理だよ…(((ﾎﾞｿ」







亜「ん？どうした？大丈夫？」






「はい、大丈夫です。

すみません…」






玲「…」







亜「来週には、全グループでの

顔合わせがあるから、できるだけ

顔合わせを優先できるように

よろしくお願いします！！」







G's「はい！」






はぁ…





来週は、確か




撮影がパンパンに入ってるんだよな…







龍「涼太」








「ん、龍友君何？」





龍「涼太なら大丈夫やで

一緒に頑張ろうや」





「ありがとう…頑張るね」





今は、その大丈夫が



俺にとっては辛いよ




大丈夫じゃないんだもん






マネ「涼太」







「はい」






マネ「仕事！早くして！」






「すみません！今行きます！」






「俺、お先に失礼します！」






龍「…じゃあな！」






亜「…お疲れ！」







マネ「涼太、スタッフにも

呼ばれてる！」






「ちょっと行ってきます！」






マネ「車出して待ってる！」






「お願いします！」

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