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「はあ?!あんずがいない?!?」
めったに聞かない凛月の大声に、その場にいた全員が一斉に振り向いた。フリーズしたその場から真っ先に抜け出したのは司だった。
「おおおおお姉さまがいらっしゃらないとはどういうことなのですか凛月先輩!」
動揺のあまり末っ子の手によって粉砕され床にと飛び散ったお菓子のそれに凛月はうわあ、とばかりに顔をしかめた。
「詳しくはわからないけど使い魔が目を離した隙に居なくなったみたい…はあ、久々に大声出したから疲れた…」
寝たくなってきた、と欠伸をする凛月の頭を泉が無慈悲にもぶっ叩く。
「疲れたじゃないよ万年寝太郎!さっさと俺たちであんず探しに行くよ!」
動揺して凛月ではなく司の襟ぐりを引っ掴んで引っ張っていく泉。
「全くあんずちゃんったらどこ行ったのかしら。心配だわァ。」
みしみしと何故かレオの腕を握り潰さんとする嵐。
「ナル!!ギブギブ!骨折れるから!!」
♰♰
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作者名:春夏秋冬 ハイラ | 作成日時:2019年5月19日 18時