ヴァンパイア城のお姫様【男性声優】

Story 10 ページ10

『あの、お二人はどうして様呼びをされるんですか？』








斉「僕達がこの学園のTwinsだからかな？」









『Twinsですか？』









蒼「まぁ生徒会みたいな感じかな？僕達と今の学園長でこの学園を作ってるよ。
それと、この国の幹部だからかな。」








蒼「この吸血鬼の国では王族と11人の幹部によって支配されてるんだ。」









斉「王族っていうのはリュカ様とヘレナ様、その親族。そして君。」









『わ、私が…この国の王族ですか？』









蒼「うん。そう。
そして幹部が僕と壮馬くん、あとは津田さんとか…とりあえずあの城にいる人！！」









斉「幹部一人一人に仕える部下がいて。一応僕達は学生だけど部下がちゃんといるんだよー」









蒼「君はこの国の姫。いつかはこの国の女王になって誰かと結婚して国を作っていくってこと♪」









『へ？？』









斉「あれ？津田さんから聞いてない？」









『聞いてません！！！！』









私が姫……
お父様は吸血鬼には見えなかったのに…
どうしてこんなことになっちゃうの！？









蒼「じゃああの話も聞いてないのかな？」









斉「あーーそうかも…」









『あの話って…？』









蒼「君は結婚相手を幹部の中から選ぶの！！」









斉「つまり君を落とせば勝ちってこと♪」









『……は？』









いやいや！！無理無理！！！
私は好きな人と結婚したいし、吸血鬼と結婚なんて怖いし！！









蒼「全部聞こえてるよー笑」









斉「まぁ幹部の中で好きになった人と結婚すればいいってこと♪
ほら、授業始まるよ〜」









『ちょ、ちょっと待ってください！！！』









大変なことになってきた(๑╹ω╹๑)

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