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「おい､千咒なにしてくれてんだよ!
今からマイキーと春千夜が来るって!!!
俺､昨日殴られたばっかなのにまたボコられるじゃん!!」
一虎さんは一体なにをしたらそんなに殴られるの…?
「場地! さっきの千咒のメールは俺が介抱してただけって2人に言っといてくれよ!
お前に言われた通りに俺はAちゃんの面倒見てたっていうのに…
ばぁっか! 俺から何言ったってAちゃんのことになると
挨拶代わりのレベルで殴ってくんだよ､アイツら!
とりあえず俺は逃げるから! あとよろしく頼むわ!」
屋上の階段を駆け降りながら叫んでいるのが聞こえる｡
詳しくは聞こえなかったけど､なんだか逃げるらしい｡
話の整合性が読めない､結局どういうこと?
「リン､リン､リン、リン騒がしい奴だったな」
『よくわかんないけど､勘弁してあげなよ…』
「そんなことよりA､ほら! まだ眠いならジブンの膝使え!」
男子数名を投げ飛ばしたとは思えない言動に
可愛さとカッコよさのギャップの高低差で風邪引く｡
『…次の授業出るから戻るよ』
「じゃあ､学校終わったら! Aん家いこーっと!!」
良いって言ってないけど可愛いから許した｡
ーーーーー
鳴り響く5限目終了のチャイム
10分休憩でじわじわと賑わいつつある校舎内に
2人で並んで歩みを向けた｡
『でも､なんで私置いてまで暴動なんて…?』
先程の事を思い出してか､千咒は徐々にふくれっ面へと変わる｡
「だって､Aにボールぶつけて“避けろよ､どんくせぇ”なんてナメた事いうから…」
どうやらサッカーをしてた男子達が悪びれる態度もせず人様にダイレクトをかまし､
極め付けの捨て台詞で東京卍會 伍番隊副隊長様は怒っちゃったらしい｡
『そっか､私の代わりに怒ってくれたんだね｡
ありがとう｡ でも､そんなに危なっかしい事はしないでね?』
「なんで? 逆恨み喰らうもんなら､今度はハル兄呼べば
後は一生近づいてこなくなるよ!
だから安心してくれ」
おんなじ血を引く兄妹って怖いんだなぁ…と､思ってしまった｡
『その思考が危なっかしいんだよ』
▼場地のお抱え妹分であるかわいいかわいいAちゃんにちょっかいかけて
毎回 身を滅ぼすタイプのお調子者・一虎さん｡ この物語上きっと必要以上に理不尽なボコられ方します｡
悪しからず｡
そして､いつも校内監視役の人選ミスを思い知らされる場地｡
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graybear(プロフ) - キクラゲさん» キクラゲさん､小説楽しんでもらえて嬉しいです! そう､厄介なほどに面倒みてくれますw! 優しいお言葉…ありがとうございます!! 頑張ります๑•̀֊•́)و (5月15日 20時) (
レス) @page18 id: 404779e45b (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - ヤバイ、面白い！ 皆面倒見がいいですねw！ ゆっくりでいいので更新頑張ってください！ (5月15日 18時) (レス) @page18 id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：graybear | 作成日時：2023年4月29日 20時
