遠くから眺めておきたいのになんで巻き込んでくるのかな？！【Prolog】 (ページ6)

今日:5 hit、昨日:33 hit、合計:6,562 hit

え、夢じゃないってまじですか？ユウside ページ6

色々あった。それはもう色々と。
目が覚めると視界は真っ暗。なんだここと思ったら見覚えのある喋る狸に燃やされかけるしなんやかんや逃げたら見覚えのある学園長とか名乗る人に会うし、しかもここ男子校なんでしょ？私女子だよ、ガール。理解OK？
私が何をしたって言うんだ。性別のことを言うと「貴方男子っぽいですしなんとかなるでしょう。」とか言われた。ふざけんな。まぁいいけど。その後「本当に今年は問題児が多いですねぇ…先程「扉」を蹴り破った新入生なんかもいましたし……」って。あれ蹴ったの？？何処ぞのヤーだ。
そして今、闇の鏡に「どこの寮にもふさわしくない！」って言われた。まぁ魔力ないから当たり前か。さっさと帰りてぇと思いながら指示を待っていたら

グリム「もごもご…ぷはっ！だったらその席！オレ様に譲るんだゾ！」
学園長「あっ待ちなさい！この狸！」

なんと？

赤髪の男「みんな伏せて！」
グリム「ん゛な゛〜〜〜！！」
ターバンの男「うわあ！！あちちちっ！尻に火が！」

あっという間に青い炎の海。青い炎って赤より熱かったんだっけ。
ま？？？
なんか尻燃えてる人もいるし、大丈夫？ごめんね、魔法使えないから助けてあげられない。

？「うわえっぐ。これがリアルか。」

なんかめっちゃ冷静な子居るね。てかあれ女の子？え、ま？確かここ男子校だよね。あの子大丈夫？？

『ねぇ、そこのあなた。』
？「ﾊｯﾋﾟｬｧ！！わ…ぼ、ボクにな…に……か…」

？どうしてそんな驚いているんだろう？しかし彼女は今心の中で(やっっっっべ、未来の監督生とこんならエンカウントするはずではなかった。)であった。

『えっと、ここって男子校なんだよね。さっき学園長から教えて貰ったんだけどあなた、どこからどう見ても女の子…ですよね？』
？「えっと、あっ、ﾊｲ…あとで学園長にその事と帰れる方法を探してもら…あっ。なんでもない｡その…君も女の子…だよね？」

なんとびっくり。この子も間違いで来ちゃったらしい。しかも同い年。そして何より

『よく私が女だって分かったね。』
？「女の勘…と言いたいところだけど輪郭や喉仏がないことでそう判断したんだ。あとで色々詳しく教えるよ。」

感謝感謝、そんなこんなに話しているうちに

赤髪の男「「オフ･ウィズ･ユアヘッド」！」

どうやら狸の捕獲が終わったようだ。