十四話 ページ15
偶然入った一点。しかし、相手も全国に行く現役高校生。結果は負けてしまった。
でも沈んでいた気持ちは晴れて、とても楽しかった。
先生たちもお疲れで、今日は全員定時上がりだった。帰りにほろ酔いを買った。二本。
家について、ベランダに出て、かしゅっと音を立てて開ける缶は最高。
都心のマンションの最上階。女一人で見る夜景は、切なく綺麗だった。
ベランダの柵の上に腕を置いて眺めていると、無性に冴君に会いたくなった。
もちろん、選手ばっかりだから浮気はないし、あさっての試合を見に行ける。
でも、それでも、どうしようもなく、会いたかった。
明日も早いし、とご飯を食べて、お風呂に入って寝る。
遠距離恋愛している人の気持ちがわかった。
すると、スマホにある一件のメッセージが。
”生きてるか？明日の夜、外出できるらしい。ディナー予約したから待ってろよ。”
”愛してる”
思わず涙が出てきた。少し冷たいが、彼らしくて、中学時代からずっと好きだった。
楽しみにしてる。私も愛してる。と送った。
しばらく画面を見つめて、服決めなきゃ！と急いだ。
ガラス張りから見える夜景は変わらないのに、どこか心の底から綺麗だと思えた。
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抹茶(プロフ) - 最&高でした!糸師夫婦尊い... (10月9日 10時) (
レス) @page18 id: e21c294769 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - さくらもちさん» コメントありがとうございます！！これからもよろしくおねがいいいたします！ (6月1日 23時) (レス) id: 10f6e45005 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち - 100評価目を頂きました！最高に面白かったです！ (5月30日 23時) (レス) id: cc54600512 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち - 100評価目を頂きました！最高に面白かったです！ (5月30日 23時) (レス) id: cc54600512 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - 玉子ぷりんさん» ありがとうございます！！ (5月21日 10時) (レス) id: 10f6e45005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖 | 作成日時：2023年3月19日 9時
