【刀剣乱舞】その審神者、政府の役人なり【ブラック本丸】 (ページ49)

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Aside

まさか最終段階まで行くとは………

取り敢えず私は2人に目配せをして、
この部屋を出て行くように促す。

まあ鶴丸殿は伝わってなかったけど…

薬研には伝わったみたいで
鶴丸殿を引っ張って部屋を出て行ってくれた。

『パタン』

襖が閉まったのを確認すると、
清光に向き直る。

ちなみに態勢は変わってない。
押し倒されたままだ。

A「清光、どうしたの？」

なるべく刺激しないように優しく問いかける。

清光「主、俺の事怖い？

俺の事嫌いになった？」

清光が目に涙を溜めて声を震わせて言う。

A「ううん、全然。

私は清光の事
今迄もこれからもずっと好きだよ」

私は押さえられていた右手を
やんわりと外して、

きーちゃんの髪を優しく梳く。

清光「主、俺ね？俺、主の事好きなんだ」

きーちゃんが少し震えながらそう言う。

A「うん、私も好きだよ？」

清光「ッ！

………………主はいつもそう。
俺の本当の気持ちなんか分かってない」

きーちゃんはそう言うと、
私を掴む手の力をギュッと強めた。

A「きー、ちゃん…。痛い、よ」

清光「主が………分かってくれないなら＿＿」

段々ときーちゃんの顔が近付いて来る。

？「それ以上は駄目だ」

誰かがスパンと襖を勢いよく開けて
部屋の中に入って来た。