【刀剣乱舞】その審神者、政府の役人なり【ブラック本丸】 (ページ17)

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息抜きも大事ページ17

Aside

私が部屋の外へ出ると、
加州達が待っていた。

加州「主？どうしたの？」

優香「大丈夫。何でもないから」

口ではそう言っても、
内心はかなり焦っている。

自分で力のコントロームが出来ないと、
暴れたら対処できないし、

本丸に縛り付けられている状態だから、
解かなきゃ。

でもその前にコントロールできるように………

私がそう考えていると、
突然肩に重みがかかった。

加州「主。どうしたの？」

耳元で囁かれたふわっとした声。

優しく、抱きしめてくれる腕。

ああ、きーちゃんだ。

優香「きー……ちゃん」

清光「話の内容は大体聞いたよ。

少しでも力になれるなら俺、何でもするから」

心配するように私の目を覗き込むきーちゃん。

そこで、ようやく自分の呼吸が
止まっていることに気づいた。

清光「も～。主は考え出すと
とことん考えるから、

周りが見えなくなっちゃうんだよ？

それで、何でもかんでも
自分1人で抱え込んじゃうから、

周りを頼ることを忘れちゃってる。

昔は……1人だったかもしれないけれど、
今は俺達がいるからさ。周りを頼ってよ。」

ね？主。そう言ってきーちゃんは

抱きしめる腕の力をを強めた。

優香「ありがとう。きーちゃん」

私はそう言って頭を撫でると

きーちゃんの身体を
力いっぱい抱き締め返した。

つくづく、
私は人運に恵まれていると実感する。