【刀剣乱舞】その審神者、政府の役人なり【ブラック本丸】 (ページ16)

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在する者有りページ16

Aside

私がそう説明すると、全員がこちらを向く。

鶴丸「一定の殺気や殺意？」

石切丸「記憶が無いのは………

意識してやっていなかったからかな？」

鶴丸「俺も身に覚えが無いぞ？」

優香「意識してやっていない？

これは＿＿＿＿＿拙い状況ですね………」

三日月「拙い状況とは？」

優香「此処の瘴気に当てられるうちに

自分の力の制御が出来なくなってしまった
んでしょう」

石切丸「別に不具合はないと思うんだけれど」

優香「そこが、
瘴気の恐ろしいところなんです。

知らぬうちに体を少しずつ蝕んで行く………。

知らないうちに自分では抑えきれない

ストレス、不満、恐怖等が体の奥底に
蓄積されて行ったのでしょう」

一期一振「石切丸殿と鶴丸殿が？」

優香「……三日月宗近殿、今剣殿、岩融殿、
一期一振殿。

あなた方の行先は既に決まってあります。

勿論、
私が自ら申し出に行き

私の信頼出来る友なので、

必ずや期待に答えてくださると思います。」

私はそう言うと、
紙に本丸ナンバーを書いて各々に渡した。

優香「こんちゃん。皆様をお連れして」

私はそう言って
一人一人にこんのすけを渡した。

優香「こんちゃんと私は一心同体。

常に同じ視界にいます。

何か困った時は連絡して下さい。
すぐに駆けつけいたしましょう。」

鶴丸「それじゃあ、俺達はどうなるんだ？」

優香「鶴丸国永殿と石切丸殿は………
私の本丸に来ていただきます。

今ある瘴気を取り除いた後、
各本丸へお届けいたします」

全「は？」

優香「それでは皆様、
また会えることを願いましょう」

私はそう言うと石切丸殿と鶴丸国永殿を
つれて部屋を出た。

私が柄にもなく焦っていたのは、

誰が見ても明白だっただろう。