1話 相性・第一印象、お互い、共に最悪。のち…… ページ2
「初めまして。僕は、今日からこちらで内政官を務めさせていただきます、オットー・スーウェンと申します。よろしくお願いします」
「はぁ？？」
最近のロズワール邸はやたらと騒がしい。
黒髪の少年が使用人として屋敷に住みはじめたのを皮切りに、次第に屋敷の人間は増えていっていた。
にぎやかなのはいいことだ。
だが、よりにもよって彼は、毎日のように屋敷を騒がせている、あのナツキ・スバルの友人らしい。にぎやかとうるさいは全くの別物。
そう思ったAは、メイドとして、新たな人間を迎え入れるお役目も忘れ、思いっきり顔をしかめた。
そして、出てきた言葉は「はぁ？？」
「初対面でこんなに印象悪いメイドさん初めて見た……！！」
Aのあまりのしかめっ面に、オットーの悲鳴が上がる。
「……。ゴホンっ。ロズワール邸へようこそ、オットー様。私は、このお屋敷のメイドをさせていた
だいております、Aでございます。どうぞ、お見知りおきを」
何事もなかったかのように、歓迎と自己紹介の言葉を並べるA。だが、案の定というべきか、
「何事もなかったかのように挨拶するのやめてもらえませんかねえ！？」
というオットーの悲鳴が、再び屋敷へと響き渡った。
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あくる(プロフ) - そんな事を言って頂けて、感謝感激です！ またちまちまと番外編を書こうと思っていますので、よろしくお願いします！ (11月1日 18時) (
レス) @page28 id: 64a42a1344 (このIDを非表示/違反報告)
作者くん！(プロフ) - 神ですね、この作品 (11月1日 17時) (レス) @page28 id: 36c939bd27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あくる | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/03240906ak1/
作成日時：2023年7月2日 1時
