【文スト】包帯のお兄さん

なまえ_2 ページ21

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「え？・・・・・このチビみたいな蛞蝓の名前は？」



『ちゅーや』



「おい、せめて言うなら反対に言えよ」



「じゃあ僕の名前は？？」



『おにいさん』



「・・・・・」




「おい無視すんじゃねェよ」





あれ、僕Aちゃんに名前言ってなかったっけ？？まぁ、確かに彼女に名前で呼ばれたことはないなぁとは思ってたけど、知らないなんてことある？？





「・・・僕の名前は太宰、太宰治だよ、Aちゃん」



『じゃあ・・・おさむくんだね！』



「！」



「おいなんで此奴は君付けで俺は呼び捨てなんだよ」



『まぁ・・・そういうことだよね』



「どういうことだよ」





おさむくん、か・・・・・





『どうしたの？おさむくん』



「おい太宰？」



「・・・・・うん、いい響きだ」






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さっきからおさむくん、へんだ・・・

ちゅーやくんとばいばいしたあとからずっとAのことをだっこしてる

それはちょっとらくだからありがたいけど、ちょっと・・・





『おさむくん、くるしいよ』



「おっと、これはすまない」



『・・・』



「〜〜〜♪」





・・・だっこするのはいいけど、はなしたりなにもすることがないからひま、だから・・・すこしねむくなってくる

このままねちゃおうかな、っておもっておさむくんのかたにあたまをくっつける





『・・・？』



「どうかした？」



『おさむくん、なんかてつくさい』



「えﾞ」





おさむくんのふくからてつのにおいがする、あとたばこみたいななんか、いろんなにおいがしてきょうのおさむくんはきもちわるい・・・






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