☆ ページ43
『やめてッ！！！』
急いで走ったが、もう遅い。
ペンダントは床に叩きつけられ、粉々に割れた
『あ、あぁ....』
床にへたりこみ、滑稽に震える手で粉々に割れたそれをかき集める。
真ん中の宝石も、粉々で、もう繋ぎ合わせられる状態ではなかった。
さっきまで光輝いていたのに、もう色を失い、灰色に変わっていく。
ポタ
床に水滴が落ちる。
あぁ、これはなんだっけ。
もう随分と流してなかったのに。
「泣いてるの？悲しいの？おもしろーい！」
「自業自得、だな。」
「私をいじめたバツよぉ。」
「早く帰りましょ。」
クラス中から私を嘲笑う声が聞こえる。
「何事っ？」
「何があった！？」
流石に先生達も気付いたようで教室に入ってくる。
でも、私にはそんなことなんてどうでもよかった。
私の最後の希望を。
その希望をカナ兄様が形にしてくれたものを。
コイツらは、
人間は、
壊した。
今までに無いくらいの怒りや憎しみが私を支配する。
右目は痛いくらいに冷たくなり、何がなんだか分からなくなる。
『何て事してくれたの....？これは母様の、私に残してくれた、最期のものだったのに...！
そうよ。そうよねぇ？貴方達人間はいつもそうだった。母様は優しすぎたのよ。
私はアンタ達を許しはしない。
アンタ達は私にかなわないんだから！！』
気付けば叫んでいた。
すると、激しい頭痛を私を襲う。
あまりの痛みに頭を抱えた。
意識は朦朧とし、足元がふらつく。
視界が反転し、体全体に痛みがはしる。
最後に見えたのは渚達の悲しそうな顔だった。
終わり
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漫画大好き少女(プロフ) - 続きは？！！！めっちゃ気になります！今更ですが頑張ってください！ (2018年3月6日 18時) (
レス) id: 412f05bc98 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇか(プロフ) - ルミさん» ありがとうございます！今、スランプです。ネタが思い浮かびません（ ＴДＴ）もうしばらくお待ちを... (2018年1月20日 15時) (レス) id: 63434d9948 (このIDを非表示/違反報告)
ルミ - 凄く面白いと思います！！早く新しいのみたいな、ｼﾞｨｰ (2018年1月20日 15時) (レス) id: 33321dd62d (このIDを非表示/違反報告)
medaemon(プロフ) - *蓮華*さん» 宜しくお願いします！ (2017年5月31日 19時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
*蓮華*(プロフ) - ありがとございます！こちらの小説は更新ができず、御迷惑おかけします。私でよければぜひ！ (2017年5月29日 20時) (レス) id: 326c3bcf60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*蓮華* | 作成日時：2016年8月1日 12時
