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街中にイルミネーションが飾られだした十二月、澄んだ空気がいつもより足取りを軽くさせた。ポケットに手を突っ込み、今年もまだ手袋を買っていないことに気付く。
(さみぃ。)
彼女から『今日バーに行きます。』と連絡が来たのだが、もともと後輩たちとの飲みが入っていたため、『別で飲みがあるから行けないかも。』とやんわり断った。時間によっては、もしかしたら飲みの後に顔くらいは出せるかもしれない。彼女の帰りが心配なので、迎えにだけでも行こうかと考えながら飲みの席に着いた。
わらわらと予約した店に数人が集まり、賑やかな飲み会が始まった。久しぶりの集まりに会話が弾み、いつの間にか彼女のことは頭の隅から消えていた。
だいぶ酔いも回ってきて、二軒目行きますかと立ち上がったとき、スマホにメッセージが届いていたことに気付く。
『A、ホテル連れてかれそうな勢いで酔っ払ってます。』
あまりにも端的な文言に二度見、いや三度見してしまった。酔っ払っている彼女は見たことあるけれど、隙があるとかいう問題じゃないような単語を見て冷や汗が出る。
「ごめん、急用ができた。」
と彼らに言い残して、いつものバーへ向かった。
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にくまん(プロフ) - eriiiさん» 楽しみにしてくださっててとても嬉しいです。しばらく彼視点を更新していきますのでごゆるりとお楽しみくださいませ。 (11月25日 13時) (
レス) @page25 id: 07d191a8ef (このIDを非表示/違反報告)
eriii(プロフ) - この展開！！本編でめちゃくちゃ気になってました！彼視点楽しみです🥰 (11月24日 19時) (レス) @page23 id: 8d69bf7036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にくまん | 作成日時：2023年11月2日 20時
