捨てられた少女は幸せか？

第7話 お昼 ページ12

？？「お邪魔します」

口論を聞いてると、玄関から誰かが入ってきた。

ころん「るぅとくん！」

さとみ「ん、るぅと来たの？」

『えっと…るぅとさん、ですか？』

るぅと「あ、はい。僕、鈴宮瑠衣と言います。よろしくお願いしますね。」

『Aです。よろしくお願いします。』

るぅと「礼儀正しいですね〜。」

『ありがとうございます…』

さとみ「るぅとにもやらねぇからな！」

私を隠すように抱っこしてきた。
体制変えたらもっと恥ずかしいんですが？

るぅと「え？？」

ころん「さっきまでな…(説明中)」

るぅと「そうだったんですか…えと、Aさん、頑張ってください。」

『？？？はい』

莉犬「やばい、お腹空いてきた」

さとみ「あ、昼まだだったか。じゃあ作るわ〜。」

ころん「っしゃあ！飯だ飯〜！」

るぅと「静かにしてください。近所迷惑です。」

『あはは…』

お腹が空いていたのか、ころんさんは凄い楽しみみたいだ。

私はるぅとさんと莉犬さんと少し話をしていた。
見た感じ、るぅとさんは人見知りをする様だ。
私もそうだから、親近感が湧く。

さとみ「出来たぞ〜」

わ、凄い美味しそう…
昨日は寝ちゃったし、今日の朝はトーストで済ませちゃったから、ちゃんと食べるのは初めて。

『！美味しい！』

さとみ「良かった」

ころん「いやー、やっぱさとみくんの料理上手いわー！」

〜30分後〜

『ふぅ、お腹いっぱい…』

柄にも無くおかわりしちゃった。
けど、本当に美味しかったなぁ…。

莉犬「笑顔可愛い！」

さとみ「だろ？」

ころん「天使だなぁ…」

るぅと「…確かに可愛い…」

なんか色々恥ずかしい事を言われてるけど、無視。
というか撮影しないんですか…？

るぅと「って、違う違う。撮影しに来たんでした。行きますよ。」

ころん「えぇ〜、もう？まだいいじゃーん」

るぅと「え、なんか言いました？」圧

ころん「なんでもないです…」

莉犬「るぅとくん怖ぁい…」

さとみ「ははははwww」

るぅと「Aさん、僕ら撮影して来るので、ここで待ってて下さいね(＾＾)」

『は〜い…』

るぅとさん…怖い。
大人しくしてるか…

今日は歌ってみた？を撮るらしい。
…ちょっとさとみくん達のこと調べてみようかな。

えっと…す、と、ぷ、りっと…

わぁ、いっぱい出てきた。
歌ってみたからオリジナル曲、検証動画まで。
個人ではゲーム実況もある。

『…すごいなぁ』

こんなに皆さんが有名ということを、初めて知った。

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