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第96話 ページ48
…あの日から半年。
僕は、確実に感情が表せなくなった。
感情を表に出すことが怖くなっている。
寂しさや苦しさに溺れてしまいそうだから。
宮「…裕太様…求婚に王子が…」
玉「…断って…」
また扉を閉ざす。
生きる意味さえ分からなくなってる。
ここまで、平和なら僕がいなくても大丈夫。
千「…裕太…手紙が来てる…」
玉「…捨てて…」
千「…闇の世界からです…」
太輔様ッ!
そう期待してしまう。
半年前から僕の心は何も感じない。
今の僕の心には何もないのかもしれない。
今の僕には、楽しみも何もない。
あなたともっと一緒にいれたら、変われたかな?
だけど…もう決めた…。
太輔様とは会わない。
あの日決めたから。
玉「…その手紙…捨てて…」
…死ぬまで…。
僕の人生は…
僕の身体は…
光の世界に捧げます。
自分の身が犠牲になったとしても、守る。
これくらいしかできないから。
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作者名:たんまもり姫 x他1人 | 作成日時:2015年10月27日 19時