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第62話 ページ14
意識を飛ばす。
気づくと、真っ暗な空間に一人で…
目の前には大きなスクリーンが。
玉『あなたは…誰…?』
藤『…俺は…藤ヶ谷太輔…』
初めて太輔様と会った時の映像が流れる。
走馬灯かな?
もう死んじゃうのかな?
玉「まだ…生きていたいよ…」
僕の気持ちなんて関係なく
映像は進んでいく…。
玉『ねっ…約束しよっ?』
藤『あぁ…』
玉『大きくなって、もう一度会ったら約束を思い出して……キスする!』
藤『…あぁ…約束な…』
玉『…じゃあ、また会ったらね!』
藤『…じゃあ…』
玉「…約束…っ…」
知らないうちに涙が溢れていた。
あの頃は、掟なんて知らなかったから。
玉「…約束…忘れてたよ…っ…
ごめんね…っ…忘れてた…だけど死んじゃうんだ…」
太輔様も忘れてたみたいだよ…?
でもね、大きくなったらちゃんと会うから…
かっこいい太輔様も見れるからね…
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作者名:たんまもり姫 x他1人 | 作成日時:2015年10月27日 19時