第47話 ページ48
太「……ん…っ。」
すぅ…っと、力が収まっていく。
落ち着くようなこの力。
目の前にいる大きな天使、裕太。
力の根源は、貴方だった。
そして力を使いきったのか、
ずるずると床に倒れ込んでしまった。
裕太は、大きな羽根も消え、
黄金の髪や瞳もなくなり。
…天使は、消えた。
太「目を、覚まして…っ。」
また触れようとして近付くと、
バチッと音を立てて手が離れる。
それでも気を失って、目を覚まさない。
…助けたい。
せめてもの、恩返しがしたい。
…でも、触れることが出来ないのなら、
何も始まらない。
…手段は1つ。
王家の紋章を、捨て去ること。
腕に刻まれた、この星の紋章を、
…光の炎で、焼き払えば…。
でも、光の炎を使える人なんか、俺は知らない。
裕太かもしれないし、側近の奴等かも
しれない…。
でも、光の炎で焼き払えば…。
俺の王家の証がなくなり、やがて。
闇の世界にも影響が出始めてくるはずだ。
…一人の愛する人間を取るか。
それとも、自分の守る何億人もの国民を取るか。
俺の心に、葛藤が生まれてしまった。
本当なら、光など捨てて、自らの世界を
守るはずだ。俺だってそうしようと思う。
…でも。
心の天秤は、裕太の方に傾いていた…。
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キス玉大好き - 読んでて続きがむちゃ気になります。これからも頑張って下さい。応援してます!! (2015年10月26日 23時) (レス) id: 28c17bcde2 (このIDを非表示/違反報告)
たんまもり姫(プロフ) - キス玉大好きさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります! (2015年10月24日 20時) (レス) id: 8789db1726 (このIDを非表示/違反報告)
キス玉大好き - 藤玉大大大好きです。玉ちゃんとガヤさんの出会いも気になります。これからもお2人で頑張って下さい。応援してます! (2015年10月24日 20時) (レス) id: 28c17bcde2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんまもり姫 x他1人 | 作成日時:2015年10月16日 23時