第31話 ページ32
渉「…貴方は…、太輔様なのですか…?」
ニ「でも、太輔様は闇の世界から
出れば、闇の世界は崩壊するはず…っ。」
渉「確かに…、太輔様は自分の世界を
棒に振るうような事は絶対にしない…。」
…では、やはり幻覚なのか……。
太「……違うよ。僕は藤ヶ谷太輔様じゃない。」
渉「……では、…誰なのですか。」
太「これはお姿とお力を借りてるだけ。
僕は闇の世界の王子様じゃない…。」
名前を語ろうとしない太輔様…の、
姿をした、誰か。
太「鍵です。」
シャラッという音を立てて、
取り出された鍵束。
カチャカチャと鍵を1本ずつ確認し…。
ついに。
ガシャンッと言い、扉が開いた。
太「さぁ、出て。」
俺たちの腕を引っ張り、牢から出してくれた。
太「このまま闇の世界に帰りな、
…僕は、大丈夫だから……。」
にこっと微笑み、地上へ上がっていった。
ニ「誰だったんだろ…。」
渉「…あれはきっと、光の…。」
…最後の言葉で悟りました。
貴方が助けてくれたんですね。
渉「ニカ、早く闇に戻ろう。」
ニ「へっ?でも監視をしないと…っ。」
渉「今から、そんな事出来ると思う?」
ニ「…む、無理だね。」
俺はニカの手を引き、力を使った。
巨大なやた烏へと変身し、ニカを乗せて、
光の城を後にした。
「……ごめんね、ありがとう……。」
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キス玉大好き - 読んでて続きがむちゃ気になります。これからも頑張って下さい。応援してます!! (2015年10月26日 23時) (レス) id: 28c17bcde2 (このIDを非表示/違反報告)
たんまもり姫(プロフ) - キス玉大好きさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります! (2015年10月24日 20時) (レス) id: 8789db1726 (このIDを非表示/違反報告)
キス玉大好き - 藤玉大大大好きです。玉ちゃんとガヤさんの出会いも気になります。これからもお2人で頑張って下さい。応援してます! (2015年10月24日 20時) (レス) id: 28c17bcde2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんまもり姫 x他1人 | 作成日時:2015年10月16日 23時