第２１話 ページ22
渉サイド
俺達は太輔様の命令通り、ニカと共に、
光の城の門を叩いた。
「…む？君達は何者だ？」
門番が、俺とニカに向かって槍を向ける。
ニ「僕たちは、王子に仕えたく思い、
こちらの門を叩きました。」
俺らは白くて、地面に届きそうなローブを
着ていたからか、じろじろと見られたが。
「そうか、ならば通るが良い。」
門番は槍を戻し、門を開いてくれた。
渉「…二階堂、ここから気を引き締めて。」
ニ「分かってますよ、渉さん…。」
小声で話しながら、城の中を歩いていく。
光の世界の城は、闇とは違い、白一色で
統一されていた。闇は真っ黒。正反対だ。
俊「…あ、もしかして、君達が、
裕太様に仕えたいっていう人達かな？」
…この人が、光の王子の側近的存在か？
渉「はい、その通りです。王子はどちらに…？」
俊「今から僕が案内するよ、着いてきてね？」
言われた通りに、着いていくことにした。
しばらく城内を歩き、一つの扉の前に着いた。
俊「中に裕太様がいらっしゃるから、
僕はここで。失礼するね。」
俺達は、その扉を開いた。でもそこには、
顔面蒼白で、すぐにでも倒れそうな王子が。
渉・ニ「だっ、大丈夫ですかっ？」
ニカも同じことを考えたらしく、二人でフードを
脱ぎ、王子に駆け寄った。
王子は目を見開き、少し、後ずさった。
構わない。俺達は、北山の監視に来ただけだ。
王子に嫌われようとも、何とも思わない。
闇の人間には、心など、芽生えるはずがない。
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キス玉大好き - 読んでて続きがむちゃ気になります。これからも頑張って下さい。応援してます！！ (2015年10月26日 23時) (
レス) id: 28c17bcde2 (このIDを非表示/違反報告)
たんまもり姫(プロフ) - キス玉大好きさん» ありがとうございます！これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2015年10月24日 20時) (レス) id: 8789db1726 (このIDを非表示/違反報告)
キス玉大好き - 藤玉大大大好きです。玉ちゃんとガヤさんの出会いも気になります。これからもお２人で頑張って下さい。応援してます！ (2015年10月24日 20時) (レス) id: 28c17bcde2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たんまもり姫 x他1人 | 作成日時：2015年10月16日 23時
