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ー誰でも良かった。 ページ27

「まだ何個かあるんで大丈夫です。ライター、無いと困るでしょ?」

「じゃあ‥‥ありがとうございます。使わせてもらいますね」

「どうぞどうぞ。」

「ふふっ、可愛い〜」




受け取ったライターを見つめたら
やっぱり可愛くて
嬉しくなった。

もったいなくて、使えなそう‥。







バタバタと
過ぎて行く毎日の中で

落ち着くトーンで話す彼と
タバコを吸うのは
なんとなく
落ち着くひとときだった。







きっと、横尾さんじゃなくても
良いんだと思うんだ。



忙し過ぎる毎日だからこそ、

ゆっくりと流れる
落ち着く、この時間に、
意味があると思ってたから。




そんなひとときに
隣に良く居るのが
たまたま、彼なだけで。







今更、三歳も年下の男の子に
ときめいたりはしない。

ー分ける?。→←ー彼のライター。



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作者名:Miha | 作成日時:2014年10月20日 0時

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