好きな人の愛し方。

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ヴヴッ、






うわ…っちょ！！！









劇的にタイミングが良すぎ・・・・・・









履歴見てたらちょうどメールが来た。




ホーム画面押してもう一回見たけど
やっぱり既読になってる…。



私凄いメール待ってました、みたいになってるじゃん・・・。







でも見れば、









北＜「会いたい。」









それだけの言葉だった。





なんか・・・ぎゅーって胸に響いて、








だって本当に普段…

こんなこと言わない人なんだもん。




やっぱり、北山先輩の嫉妬
隠しきれてないよ。








「私まだ家に帰ってなくて」＞




北＜「もう家の前にいるけどどこ？」




「近くのコンビニです」＞




北＜「待ってる。」









・









・・・・・・・・・会いたい。









私も会いたい。









好きが頭の中を埋め尽くしてくる。









神様。

許してとまでは言わないから





今だけは見逃して下さい。









きっと…だって……っ




玉森先輩だって、




家では奥さんと
愛してる、なんて言ってるんでしょ。


もう好きとか、そういう軽い掛け合いじゃなくて
私とは比べ物にならないくらいの愛を与えてるんでしょ。





だったら、私も。


いいよね。









・









こんなにも私って


自分に甘かったっけな。









どうにかなるほどに今の自分が好きじゃない。





でもポケットに手を突っ込んで
携帯の画面で明るくなってる北山先輩の横顔。








「先輩っっ、」









『会いたい。』





その一言が離れられなくて

足を踏み出し駆け寄った。









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