好きな人の愛し方。

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「はぁ……、」









これでもかってほど
砂糖をコーヒーに入れて呆然とする。









玉『隠れたくなっちゃった(笑)
その方が興奮しない？



秘密事的な…さ、』








思い出しただけでもブワッと赤くなる顔。


手でほっぺを触って温度を確認した。






足音が聞こえて、
給湯室の入り口を見れば

北山先輩が

いた、って掠れた低いトーンでそう言う。








「先輩っ、」






こっちに来たと思えば
私の後ろに来てぎゅってした。









北「ん、」





特に何を言うわけでもなく
肩に頭を乗っけて手を回した。







前まではこういうの、
会社では嫌だってそう言ってたはずなのに


何してたの、なんて甘えたような口調で私にもたれかかる。







「先輩、誰か来ちゃいますよ」






そう言えば
黙って手を放し、私の隣に来た。







北「俺のも入れて」



「もちろんです、」





微笑めば、先輩もつられるように優しく笑う。







強がりだから、


絶対自分から嫉妬したなんて玉森先輩みたいに
素直に言わないの。



ただ行動で出ちゃうから
本当分かりやすくて、そういうとこもぶきっちょなんだよね。









「先輩はブラックですよね〜」









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北「A、」









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七瀬、じゃない。




会社だし誰か来たら
どういう関係か怪しまれるのに・・・









振り向けば


不意にキスをした。









「んっ、っっ先輩今日おかしい、」




北「んなことねぇよ」









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私ってば、なんでおかしいか気付いてるくせに









悪い女だな・・・・・・。









どんどん自分が黒くなっていく。









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