好きな人の愛し方。

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玉「そのスタンプかわいっしょ」



「何ですかこれ(笑)」



玉「俺のお気に入りスタンプ。
これからたっくさん使おうと思って」





とか言って、見つけたのは昨日らしい(笑)

どこがお気に入りよ(笑)








「あ、ボタン押し忘れてた(笑)」




玉「んもう〜七瀬ちゃんそういうとこだよ」




「ハハ(笑)

すいま……






ガシャンッッ！









・









閉まりそうになったドア、





思いっきり開けたのは






北「わりぃ、」









北山先輩だった。









・









「っっ、」









え、どこまで聞いてた今の会話。





LINEしてるって、

そう思われるくらいの段階まで聞いてたかな。。。









玉森先輩と近かった距離を
徐々に一歩ずつ離れた。






「「「・・・・・・・・・」」」







何この状況・・・



息が苦しすぎてどうにかなりそう。








早く着いて。


このまま誰も喋らないで、お願い。









北山先輩の後ろ姿。


背中だけでも伝わる不機嫌ですよオーラ。







静かに玉森先輩とのトークからホーム画面に戻して
さっとポケットに閉まった。








チーン、







音が鳴り、そのままみんなですたすた歩き
オフィスに向かった。









あ〜、北山先輩いつもと全然違う。





だっていつもエレベーター、人が乗ってたって
どんな時も目を合わせてくれたり
少し微笑んだりしてくれたもん。



さっきなんて、
入った瞬間私たちの顔を交互に見た後
ずっと前向いてた。









分かる。
何も言わなくても雰囲気で。









若干横で様子を伺ってないようで伺ってる玉森先輩。


なんか座ってるのさえ苦しくて
居ても立ってもいられず立ち上がった。









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