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Aside


香織「それじゃあ、扉を開けますね。」


海翔「いつでもいいよ。」


会場へ繋がる扉が開けられた。
この扉は、会場の正面にある。

しかも、お兄ちゃんが帰ってきたのが久しぶりなのと
私の顔が明かされるのが初めてだから、
大勢のお客さんがお越しになってる。


扉が開いて、

香織「それでは私たちはこれで。」


千里「お楽しみ下さい。」


俊介「いってらっしゃいませ。」

そうやって執事たちが消えていった。


そして、多くの目線が私たちに向けられている。

多くの拍手が鳴り響く。


海翔「A、降りるぞ。」


お兄ちゃんに手を差しのべられて、
会場に繋がる階段を降りる。

会場が静まり返り、私たちを見つめている。


会場に一歩踏み出すと、わぁっと声がきこえた。


「後ろの女性だれだろ?婚約者さんかな?」

「婚約者なの?」

「綺麗な人ね。」

「あの人と結婚したかったな。」


数多くの声が聞こえる。
残念ながら、私、妹です。


海翔「A、今から沢山の挨拶がある。
緊張せずに、俺の隣にいてくれ。

俺が愛してるのはAだけだから。」


A「分かりました。
お兄様のお隣か斜め後ろにいます。

私もお兄様が好きです。」


お兄ちゃんが私に向かって微笑んだ。

兄妹愛が行きすぎただけ。
でも、恋愛関係ではない。

お兄ちゃんには婚約者さんがいらっしゃるし、
私にも気になる人はいないとは言えない。

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日向さな(プロフ) - 続き気になります!! (2020年9月28日 21時) (レス) id: f85ac14a0e (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 凄く面白いです!続き気になります。更新待ってます (2018年10月14日 12時) (レス) id: d69e9aa2b3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まなみ(プロフ) - もっと見たいですよろしくお願いします (2018年9月13日 22時) (レス) id: a9c7223d79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星華 | 作成日時:2018年5月13日 14時

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