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カメラが回り、インタビューが始まった。
所詮、今日の俺は番組の取材にノコノコついてきた野次馬に過ぎない。
山田とゆーりが�睫擇離ぅ鵐織咼紂爾謀�える様子を、邪魔にならないよう少し離れた場所から眺めていた。
2人はベンチに座って、時折目を合わせて笑っている。
ここまで話の内容は聞こえないが、リラックスした雰囲気は伝わってくる。
�睫擇虜遒覿�気感はいつだって柔らかいんだ。
スペインのクラブから問い合わせがあるほど、山田の技術は高い。
その一方でドリブラーの山田はどうしてもフィジカルの強い海外では通用しないんじゃないかと囁かれている。
それでも、俺としてはよりレベルの高いリーグに挑戦してほしいと願ってしまう。
山田の成長は日本のサッカーを確実に強くするはずだ。
……なーんて大局的なことを考えるその一方で、山田が海外に移籍してしまえば、取り残されるゆーりがどうなるのかと心配してしまうんだよな。
互いに信頼し、阿吽の呼吸でプレイする二人を見れなくなるのは寂しいし、ゆーりの鋭いパスを受ける相手に、山田以上の選手はいないだろう……。
そんなことを考えていると、気がつくとヒカリンが俺の後ろで、ちょこんと膝を抱えて座っていた。
無理矢理誘って来たのに、ここに来てからすっかりサッカーモードで、少しもヒカリンに構っていなかった。
──愕然とした。
俺ときたら、なんて気の利かないバカヤローなんだろう。
何を置いてもサッカー、サッカーが一番。
そんなスタンスでいるから、歴代の彼女たちがみんな『あなたはサッカーが恋人なんでしょ』と捨て台詞を残して去っていったんだ。
ヒカリンにそんな寂しい思いはさせたくない。
「あの、ヒカリンさん」
ごめん、と続けようとした俺を、ヒカリンは「やぶさん、ありがとうございます」と笑顔で見上げた。
「おれ、サッカーはわかんないけど、芝生の上って、めためた気持ちいーんですね。
今日、誘ってくださってありがとうございました」
そう満足そうに言って、手のひらで感触を確かめるように芝を撫でて目を細めた。
風がサラサラとヒカリンの明るい髪をなびかせる。
……可愛い。
小さな膝を行儀よく抱えた姿をぶしつけなほど見つめてしまい、「やぶさん？」と小首を傾げるヒカリンに我に返った。
「そ、そうなんですよ！ここは海が近いから潮風を受けて特に生育がよくて……」
べらべら余談を喋りながら俺は観念した。
俺はヒカリンが好きなんだ。
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しろくま(プロフ) - Ｑさん» Ｑ様、あの相合い傘をどうにかお話に入れたくて、こうなりました！アツアツの2人はいつまでもアツアツのままです！😊 (2022年1月24日 19時) (
レス) id: d7e22074ad (このIDを非表示/違反報告)
Ｑ(プロフ) - キャーーー！ご結婚おめでとうございます！！ (2022年1月24日 8時) (レス) @page50 id: a1a90f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - べすさん» べす様、ご覧いただきありがとうございます。今まで書いた中では一番糖度の高いひかにゃを目指していたので可愛いとお褒めいただけ、嬉しい限りです。そして夜分遅くに、我慢出来ずぶっ込みました。実現する日が来ますように。 (2022年1月18日 22時) (レス) id: d7e22074ad (このIDを非表示/違反報告)
べす(プロフ) - しろくま様＊おひさしぶりです｡完結おめでとうございます｡読ませていただきました｡応援したくなるくらいふたりが可愛くて面白かったです｡“夜分遅くに“を入れてくるしろくま様の機動性はさすがですネ^^｡ (2022年1月17日 23時) (レス) id: d251bf862e (このIDを非表示/違反報告)
しろくま(プロフ) - みるみるみるきーさん» みる様、チュー迄で終わってしまった自分が悲しい…次は必ずベッドにたどり着くよう頑張ります。夜分遅くに、リアルで実現する日を待ち焦がれています！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 (2022年1月17日 10時) (レス) id: d7e22074ad (このIDを非表示/違反報告)
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