絡む腕 ページ33
スタジオに入ることはないと思っていたは、いたんだ
でも、そこに彼がいるとは限らないでしょ？
そんな話かも大して知らないわけだし、ずっと彼らだけが出るわけではないだろうし？
ってそんな簡単な考えでいた
そのまま案内されるようにスタジオに入った時だって…
田辺「…いなかったかぁ…」
ほらっ…いないじゃん
どこか安心したかのようにホッと息を漏らした
そうこうしてるうちに、監督さんと、ディレクターさんがやってきて、今回のワインについての話が始まったんだ
田辺「その役の方の誕生日年のものもご用意できますが、いかがですか？」
監督「おお、いいね〜。それも用意してもらおうかな？」
田辺「かしこまりました。あとは年代物を少し…えっと…Aさん」
「はい」
田辺「あちらのソムリエの方が、今度撮影で使うものの説明を受けたいらしくて…」
「わかりました」
田辺「お願いします」
言われるがまま、向かったのがソムリエの方の所
「(失礼します。Aと申します)」
ソ「(あぁ、待ってたよ。さっそくだけど、これの説明を受けてもいいかな？)」
「(わかりました。こちらですね？)」
この方がどうやら執事に…つまりは櫻井さんにワインについてのレクチャーをしてるらしい
その場の雰囲気だったり、監督の好みで突然ワインの中身が変わったりするものだから、数10種類ものそれを用意してある現場
一つ一つ調べているわけにもいかず、こうやって私たちが呼ばれたってわけみたい
「(…ですので、これは説明としては…)」
『櫻井さん入りまーす』
「…」
ソ「(…A？)」
「あっ////ごめんなさい…」
ソ「だいじょぶですか？」
「(大丈夫…ごめんなさい。えっと…品種の話なんですがね？)」
ソ「(なるほど)」
仕事の話となればちょっと忘れかけていたのに、結局はその名前を聞いただけでドクンと脈打つ心臓
そして…
かおり「おはようございまーす」
翔「おはようございまーす」
こちらに気づかずにやってくるその2人の…
例の女優さんが櫻井さんに腕を絡ませているのが…妙に目に留まってしまったんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1253人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらさく(プロフ) - ともさん» ともさん、いつもコメントありがとうございます！今年もよろしくお願いします！ (2020年1月14日 8時) (
レス) id: dfcc736d8e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - さくらさんあけおめです！！今年も素敵なお話を楽しみに待ってます∠(￣^￣) (2020年1月3日 8時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
さくらさく(プロフ) - みかぽさん» コメントありがとうございます(^^)楽しみにしてくれてて嬉しいです！ (2019年12月30日 18時) (レス) id: dfcc736d8e (このIDを非表示/違反報告)
みかぽ(プロフ) - こんばんは！更新ありがとうございます！ 翔くんに見せつけるなんて主人公ちゃんの小悪魔っぷりが垣間見れました（≧∇≦）続き楽しみにしてます！ (2019年12月11日 23時) (レス) id: 627aaeefd6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらさく(プロフ) - ともさん» コメありがとうございます。本当に一緒にいられただけで幸せでした^_^ (2019年11月7日 7時) (レス) id: dfcc736d8e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらさく
| 作成日時：2019年8月22日 0時
