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しばらく影山に続いて歩くと着いた先はグラウンド。
影「鬼道。自分の愚かさを悔い、再び私の足元にひざまづいた仲間を紹介しよう！」
影山がそう言うと2人の選手が出て来て、「久しぶりだな、鬼道」と声をかける。
不「感動の再会ってやつだねェ」
影「では、元チームメイト同士仲良く話したまえ。白木はこっちだ」
影山の方を向いてついて行こうとする。
鬼「待て、白木！危険だ！そいつは…」
まだあまり鬼道くんと話したことは無いけれど、彼は思慮深く仲間思いな人だ。
私のことを仲間だと認識しているかはさておき、同じチームにいる私を心配しての抑制だと言うことが分かった。
『ありがとう、大丈夫だよ』
振り返ってそう言うと、遠のいていく影山の後を追った。
しばらくついて行くと一つの部屋に入って行く影山。
続いて入ると影山は足を組んで椅子に座り、周りには複数のモニターが出ていた。
影「さて。挨拶がまだだったね、初めまして白咲A」
『なぜあなたが私の名前を知っているんです』
影「かつて女子でキャプテンとして率いるチームを天才的なプレーで全国優勝へと導いた小学生を知っているからと言えば分かるかな？」
『…ならあの事故についても知っているんですね。お前が仕組んだのか』
私の問いに影山は高笑いをし、椅子を回転させて私に背を向ける。
影「証拠もないのに人をまるで犯人扱いとは失礼な奴だ」
答える気のない返答に苛立ちが募ると共に、こいつは絶対に何かを知っていると思った。
『優勝した帰り道に事故に遭いその小学生はサッカー界から姿を消したところまでお前は必ず知っているはずだ』
影「事故のショックでサッカーが嫌いになったんだってな。気の毒に思うよ」
『知ったような口を…！』
影「少し見た目を変えたくらいで変装のつもりか？」
私がどんな思いでサッカーを辞めたか、どんな思いでイナズマキャラバンに乗っているか、どんな思いでこの格好をしているのか知らないくせに。
影「おや、そろそろ試合が始まるようだね。君のプレーを楽しみにしているよ」
私は踵を返してグラウンドに戻ると、これから試合が始まるところだった。
『遅れてすみません』
監督に頭を下げるといいわ、と返されたのでベンチに座る。
試合開始直後、不動くんから佐久間くんへとボールが渡る。
佐「これが俺の力だ！」
鬼道くんが焦ったように止めに入る。
鬼「やめろ佐久間！！」
「皇帝ペンギン1号！！」
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しおらん(プロフ) - 凄くいいです!!無印大好きなので続きとても気になります!!更新頑張ってください!! (2022年11月30日 16時) (
レス) @page19 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - 私も無印大好きです！更新頑張ってください！ (2019年12月21日 20時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水月 | 作成日時：2019年4月2日 21時
